ロバート・ハンプデン=トレヴァー (初代ハンプデン子爵)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/05 17:11 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動初代ハンプデン子爵ロバート・ハンプデン=トレヴァー(英語: Robert Hampden-Trevor, 1st Viscount Hampden、1706年2月17日 - 1783年8月22日)は、グレートブリテン王国の政治家、外交官、作家。郵政長官を務めた。
生涯
ロバートは1706年2月17日に、トマス・トレヴァーと彼の2番目の妻との間に長男として生まれた。1725年にオックスフォード大学のクイーンズ・カレッジを卒業し、次いでオール・ソウルズ・カレッジの研究員となった。
1729年に国務省の書記官に任命された。1734年、ホレーショ・ウォルポールの下、秘書として連合州の大使館に移った。1739年に大使職を引き継ぎ、特命使節を経て1741年から全権公使となった。この頃、ホレス・ウォルポールと定期的に交流している[1]。
1750年にアイルランドの税務局長へ就任。1754年、ロバートは資産を継承したことを受け、ジョン・ハンプデンよりハンプデンの名を受けた。彼の兄からトレヴァー男爵位を襲爵してから12年後に当たる1776年、ハンプデン子爵位を創設した[1]。
ロバート・ハンプデン=トレヴァーは1759年から1765年まで郵政長官を務めた。彼はラテン語による詩作も行っており、その作品は1792年にパルマで『ポエマータ・ハンプデニアーナ』(ハンプデンの詩)として出版されている。彼の次男であるジョン・ハンプデン=トレヴァー(1749年 - 1824年)は、兄であるトマス・ハンプデン=トレヴァーよりハンプデン子爵位を襲爵してからわずか3週間後に死去したため、ロバートが創設した子爵位は3代目で断絶した[1]。
脚注
参考文献
- Carr, William; Powell, Martyn J. "Trevor, Robert Hampden-, first Viscount Hampden (1706–1783)". Oxford Dictionary of National Biography (英語) (online ed.). Oxford University Press. doi:10.1093/ref:odnb/27733。 (要購読、またはイギリス公立図書館への会員加入。)
外交職 | ||
---|---|---|
先代: ホレイショ・ウォルポール |
在オランダイギリス大使 1739年 – 1746年 |
次代: サンドウィッチ伯爵 |
官職 | ||
先代: レスター伯爵 エヴェラード・フォークナー |
郵政長官 1759年 – 1765年 同職:ベスバラ伯爵 1759年 – 1762年 エグモント伯爵 1762年 – 1763年 ハイド男爵 1763年 – 1765年 |
次代: グランサム男爵 ベスバラ伯爵 |
グレートブリテンの爵位 | ||
爵位創設 | ハンプデン子爵 第1期 1776年 – 1783年 |
次代: トマス・ハンプデン=トレヴァー |
先代: ジョン・トレヴァー |
トレヴァー男爵 第2期 1764年 – 1783年 |
- ロバート・ハンプデン=トレヴァー_(初代ハンプデン子爵)のページへのリンク