TWIトレーナー(監督者訓練指導員)の養成
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「TWI研修」の記事における「TWIトレーナー(監督者訓練指導員)の養成」の解説
TWI研修を行う講師役をTWIトレーナーという。日産訓から派遣してもらうこともできるが、自分の会社の社員をTWIトレーナーとして養成し、自社でTWI研修を実施することもできる。一定以上の規模の企業の場合、自社社員をトレーナーとして養成し自社内でTWI研修を実施することが多い。 トレーナーとなるためには、外部で専門の講習を受ける。東京周辺の場合、渋谷の日産訓で行なわれ、通常6日間程度である。このトレーナー養成訓練は非常に厳密におこなわれ、参加者には「宿題」や「予習」が課せられる。全国どこでも同じ内容、同じ水準の知識を伝授することがTWIトレーナーに求められる。自分の会社に帰ったTWIトレーナー達が我流の講習をしてしまったらTWIの大原則である標準化されたTWI研修の実施が崩壊してしまう。 課題ができなかったらどうする?TWI-JIの精神として「相手が覚えていないのは自分が教えなかったのだ」という標語がテキストも度々登場する.従って,急病や中途で履修を放棄しなければ、根気よく講習や受講者による実演実習が続けられ,日産訓の講師が「(この受講者は)課題が出来る」と分かるまで指導が続けられる. 講習の内容は、TWI研修の指導員になるためのものである。内容は原則として自己流にアレンジしたりしてはいけない。教えられたとおりにやらなければならない。これは標準化することで,作業内容の改善がなされた場合に全作業者が等しく改善できるようにするという品質管理の原則に基づく. TWIトレーナーは、トレーナー用教本を見ながら講習をする。トレーナー用の教本には、ほぼ全ページに「手順に従え。記憶に頼るな」と記載されており、教本を見ながらその教本のとおりに教えないといけない。したがって教本の内容を丸暗記する必要はない。逆に「記憶によって」教えてはならず「教本の手順に従い」教えなければならない。したがって内容の暗記は不要ではあるものの、どこに何が書いてあるのかは頭にいれておく必要はある.
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