ハイドン:ソナタ 第2番(ウィーン原典版番号) ハ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ハイドン:ソナタ 第2番(ウィーン原典版番号) ハ長調 | Sonate für Klavier Nr.2 C-Dur Hob.XVI:7 | 作曲年: -1766(-1760?)年 |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
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1 | 第1楽章 Mov.1 Allegro moderato | 1分30秒 | |
2 | 第2楽章 Mov.2 Menuet | 2分00秒 | |
3 | 第3楽章 Mov.3 Finale Allegro | 1分30秒 |
作品解説
最初期のソナタ。作曲年代を確定する資料は残されていないが、音楽教師として生計をたてていた1750年代の作品と推測される。簡易な構成と和声、親しみやすい明快な楽想から、生徒用に作曲されたと考えられるためである。遅くとも、ブライトコプフ社の目録に記載された1766年までの作品。
3つの楽章はどれも短いが、特に第1楽章(ハ長調、2/4拍子、アレグロ・モデラート)は繰り返しを省けば23小節という簡素なソナタ形式の楽章である。10小節の提示部は、5小節ずつの2つの主題から成る。第2楽章(ハ長調、3/4拍子)はメヌエットとトリオ。ハ短調のトリオの調号がフラット2つになっているのは、バロック時代の名残といえる。フィナーレの第3楽章(ハ長調、3/8拍子、アレグロ)は再び小さなソナタ形式。冒頭楽章の5に対して、一貫した3小節単位を特徴的とする。
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