シアン酸ナトリウム
シアン酸ナトリウム
(Sodium cyanate から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/11 03:46 UTC 版)
シアン酸ナトリウム sodium cyanate |
|
---|---|
別称
シアン酸ソーダ
|
|
識別情報 | |
CAS登録番号 | 917-61-3 |
PubChem | 517096 |
特性 | |
化学式 | NaOCN |
モル質量 | 65.0066 g/mol |
外観 | 白色または無色の結晶 |
密度 | 1.93 g cm−3 |
融点 | 550℃ |
水への溶解度 | 110g/l |
液体塩素、有機溶剤への溶解度 | 微溶 |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
−405.39 kJ mol−1[1] |
標準モルエントロピー S |
96.7 J mol−1K−1 |
標準定圧モル比熱, Cp |
86.6 J mol−1K−1 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
シアン酸ナトリウム(英: sodium cyanate)はナトリウムのシアン酸塩で、化学式NaOCNで表される無機化合物。
性質
無色ないし白色の結晶で、水に可溶。液体塩素や、エタノール・エーテル・ベンゼンなどの有機溶剤にわずかに溶ける。乾燥状態では安定しているが、加水分解により炭酸ナトリウム・炭酸アンモニウムと尿素、あるいはアンモニアとギ酸に分解する。
結晶中に含まれるシアン酸イオンは直線型で、結晶構造は歪んだ塩化ナトリウム型構造である[2]。
生成
鉄またはニッケルを触媒としてシアン化ナトリウムと酸素との反応により生成する。また水溶液中で次亜塩素酸ナトリウムにより酸化されて生成し、この反応はシアン化物の分解処理に用いられる。
-
この項目は、化学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:化学/Portal:化学)。
- Sodium cyanateのページへのリンク