Sasa kurilensis

植物図鑑

しなのざさ (信濃笹)

●わが国の北海道から本州、東北地方と以西の日本海側、九州北部それに千島やサハリンに分布しています。多雪地の林内に生え、高さは１．５～２メートルになります。桿の節はやや膨れ、まばらに分枝します。葉は長さ２０～２５センチ、幅４～５センチほどで、裏面は軟毛が密生します。冬芽は桿の下部につきます。名前は、基準標本が御岳山ということから。また葉が交互に９個でるところから、別名で「クマイザサ（九枚笹）」とも呼ばれます。
●イネ科ササ属の常緑ササ類で、学名は Sasa kurilensis。英名はありません。

ちしまざさ (千島笹)

●わが国の本州、鳥取県以北の日本海側から東北地方、それに北海道に分布しています。山地に群生し、高さは１．５～３メートルになります。稈（かん）の基部が弓状に曲がるため、「ねまがりだけ（根曲竹）」とも呼ばれます。花はめったに咲きませんが、咲くときは群落全体が咲いて、結実の後枯れます。５月から６月ごろ、雪国ではこのタケノコ採りが盛んになります。
●イネ科ササ属の常緑ササ類で、学名は Sasa kurilensis。英名はありません。

イネのほかの用語一覧

コルタデリア：	パンパスグラス
ササ：	伊吹笹  信濃笹  千島笹  尾瀬笹  屋根葺き笹  御殿場笹

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植物名辞典

千島笹

読み方：チシマザサ（ｃｈｉｓｈｉｍａｚａｓａ）

イネ科の高山植物

学名 Sasa kurilensis

根曲竹

読み方：ネマガリダケ（ｎｅｍａｇａｒｉｄａｋｅ）

チシマザサの別称。
イネ科の高山植物

学名 Sasa kurilensis

熊笹

読み方：クマザサ（ｋｕｍａｚａｓａ）

チシマザサの別称。
イネ科の高山植物

学名 Sasa kurilensis