SRB-Aのノズル形状変更と能力回復とは? わかりやすく解説

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SRB-Aのノズル形状変更と能力回復

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 15:55 UTC 版)

H-IIAロケット」の記事における「SRB-Aのノズル形状変更と能力回復」の解説

元々SRB-Aにおけるノズル局所エロージョン侵食問題は深刻であり、当初からノズル外周補強するなどの対策取っていたが、とうとう6号機ノズルに穴が開きロケット打ち上げ失敗の原因となった7号機から13号機まではノズル形状それまでコーン型円錐型)から局所エロージョン起きにくいベル型(釣鐘型)に変更し、さらに燃焼パターン変更して燃焼圧を抑える長秒時型のモータ使用する事によって安全を確保していた。この対策重力損失大きくなり低下したSRB-A改良型能力回復させるためSRB-A3開発が行われ、2007年10月認定モータ燃焼試験終えた14号機に適用され高圧型のSRB-A3は、安全性余裕持たせるため、7号機 - 13号機と同様に厚肉型のノズルになっている15号機からノズル部も含めて本来のSRB-A3適用されている。これは長秒時型のモータ運用され、H2A204と同様に長秒時型で運用されるH-IIBロケット初号機打ち上げには間に合ったものの、高圧型のSRB-A用い202型の打ち上げ能力回復していなかった。その後高圧型の認定モータ燃焼試験2009年11月終えている。この高圧SRB-A3運用みちびき打ち上げる18号機ら行われており、これにより202型ではGTO4トンという本来の打ち上げ能力達成できる見込み。なお、SRB-A3搭載する衛星・探査機に応じて高圧型・長秒時型を使い分けて運用している。

※この「SRB-Aのノズル形状変更と能力回復」の解説は、「H-IIAロケット」の解説の一部です。
「SRB-Aのノズル形状変更と能力回復」を含む「H-IIAロケット」の記事については、「H-IIAロケット」の概要を参照ください。

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