S.E.5b
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/26 08:40 UTC 版)
S.E.5bは、S.E.5の頭部を流線型に整形し、上下の翼幅と翼弦を異なるものとしたタイプである。1機のみがS.E.5aから改造され、1918年4月の初めに初飛行した。S.E.5bはスピナー付きプロペラと格納可能な吊り下げ式ラジエーターを持っていた。主翼は一葉半形式に近かったが、下翼にも2本の支柱があり、本当の「セスキプラン」ではなかった。性能はS.E.5aといくらも変わらず、大きな上翼によって増加した抗力が流線形化した鼻部によって得られた利点を相殺したものと考えられた。S.E.5bは生産が考慮されたことはなく、おそらく研究用としか考えられていなかったと思われる。1919年1月に標準のS.E.5aの翼に付け替えてテストされ、その後、その姿のままで1920年代初期まで存在した。
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