RotaTeq
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 08:46 UTC 版)
「ロタウイルスワクチン」の記事における「RotaTeq」の解説
RotaTeqは5価の経口生ワクチンで、遺伝子再集合によって合成された5種のウイルス株を含む。遺伝子再集合で合成されたA群ロタウイルスの親株はヒトとウシから分離された。含まれる5種のウイルスの内、4種の再集合ウイルスはヒトロタウイルス(G1、G2、G3およびG4株)由来の外膜タンパク質VP7と、ウシロタウイルス(P7)由来の吸着タンパク質VP4を発現する。残りの1株はヒトロタウイルス(P1A)由来の吸着タンパク質VP4とウシロタウイルス(G6)由来の外膜タンパク質VP7を発現する。2006年にアメリカ合衆国FDAがRotaTeqの米国内における使用を認可し、同年8月にはカナダの保健省がこれに続いた。メルク社は各国における政府や非政府組織の協力者に働きかけ、発展途上国におけるRotaTeqの普及に努めている。
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