Q部隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/11 06:25 UTC 版)
「ラフォーレイ (駆逐艦・2代)」の記事における「Q部隊」の解説
1943年の初め、ラフォーレイと戦隊の僚艦らはボーヌでQ部隊(Force Q)に配属された。部隊の艦艇は激しい空襲を経験し、ラフォーレイは1月6日に空襲で火災を起こしたタンカーブリティッシュ・メタル(British Metal)を撃沈処分しなければならなかった。ラフォーレイは2月から3月にかけて海上の掃討と船団護衛を続けた。4月28日にラフォーレイとターターは、6隻のSボートおよび1隻の潜水艦と交戦することになった。ラフォーレイらはSボート1隻を体当たりで沈め、2隻に損傷を与えた。この戦闘中にラフォーレイは艦首倉に大きな損傷を負った。 5月に入ると、ラフォーレイらQ部隊はドイツアフリカ軍団の敗北に伴ってボン岬から脱出しようとするドイツ軍部隊を乗せた船舶の捜索任務に就く。5月8日にラフォーレイとターターは商船2隻を拿捕することに成功した。ところが翌5月9日、ラフォーレイは沿岸砲台からの砲撃を受けて機関室に砲弾が命中した。ラフォーレイは大きな損傷を負ったほか数名の負傷者を出し、修理のためマルタ島へ向かわざるを得なかった。修理完了後にQ部隊へ戻る途中、ラフォーレイはプレーン島(英語版)を調査し、そこで23名の敵兵を発見して直ちに捕虜にした。Q部隊へ復帰後、7月23日には敵の補給船を撃沈している。
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