EF作戦とは? わかりやすく解説

EF作戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/19 11:55 UTC 版)

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EF作戦(Operation EF)は、1941年7月から8月に実行されたイギリス軍の作戦。作戦目的はノルウェーキルケネスフィンランドのペツァモ周辺のドイツ船舶攻撃である。空母ヴィクトリアスフューリアスから航空攻撃が行われたが、目立った戦果はなかった。

作戦経過

スカパ・フローから1941年7月22日にQ部隊(駆逐艦エクリプス、エコー、タンカー ブラック・レンジャー)が、23日に敷設巡洋艦アドヴェンチャーとP部隊(空母ヴィクトリアス、フューリアス、重巡洋艦デヴォンシャーサフォーク、駆逐艦イントレピッド、エスカペイド、アンソニーアケイティーズアクティヴアンテロープ)がそれぞれ出撃し、アイスランドのセイデスフィヨルドへ向かった。Q部隊はセイデスフィヨルド到着後給油を行い、それからX地点(北緯70度28分、東経8度0分)へ向かった。7月25日の午後にP部隊はセイデスフィヨルドに着き、先に来ていたアドヴェンチャーと合流した。ただ、セイデスフィヨルドへの航行中に駆逐艦アケイティーズが触雷した。損傷したアケイティーズはアンソニーに曳航されてセイデスフィヨルドにたどり着いた。この2隻の駆逐艦の代わりとして駆逐艦イングルフィールドとイカルスが派遣された。

7月26日午後、まずアドヴェンチャーが駆逐艦アンソニーを伴って出航した。続いてP部隊も出航し、アドヴェンチャーと合流後X地点へ向かった。7月28日午後、Q部隊および駆逐艦イングルフィールド、イカルスと合流し、給油を行った。給油後、P部隊は攻撃に向かった。

7月30日、ヴィクトリアスとフューリアスから攻撃隊が発進し、前者はキルケネス、後者はペツァモの攻撃に向かった。キルケネスではドイツの砲術練習艦ブレムゼなどを攻撃したが、与えた損害はわずかであり、ブレムゼは無傷であった。攻撃隊は29機中13機を失った。ペツァモには船舶は居らず、攻撃は港湾施設などに対して行われた。ここでは24機中3機を失った。

攻撃隊収容後、燃料が乏しくなっていたフューリアスは帰還した。

8月4日、ヴィクトリアスからフルマー3機がトロムソ攻撃に向かい、発見した船舶を攻撃した。この攻撃ではフルマー1機が失われた。

8月5日、ヴィクトリアスはセイデスフィヨルドに帰投した。

作戦中、部隊はドイツ軍機に発見されたが、ドイツ軍による攻撃はなかった。

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