Peytoia nathorsti の研究史
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「ラガニア」の記事における「Peytoia nathorsti の研究史」の解説
「アノマロカリス#発見史」も参照 ペイトイアの模式種(タイプ種)であるペイトイア・ナトルスティ(Peytoia nathorsti、=ラガニア・カンブリア Laggania cambria)は、ラディオドンタ類の中でも特に紆余曲折な研究史をもつ。記載当初の20世紀初期から1970年代にかけて、胴体・歯・前部付属肢はいずれも長らく別生物由来と考えられた。ラディオドンタ類であると判明した1980年代以降でも、いくつかの特徴が他のラディオドンタ類(アノマロカリス、フルディア、未命名種 cf. Peytoia)と混同される経緯があった。また、本種を指すのに採用される学名も、研究史と伴って「Peytoia nathorsti」・「Anomalocaris nathorsti」・「Laggania cambria」の間に何度も置き換えされた。「体の各部位がかつてそれぞれ別生物とされた」という、一般に「アノマロカリスの復元史」として紹介された経緯も、実際には一時的にアノマロカリスに分類され、後にアノマロカリスから除外されるようになった本種のものである。
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