Peytoia infercambriensis の研究史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 02:49 UTC 版)
「ラガニア」の記事における「Peytoia infercambriensis の研究史」の解説
ペイトイアの2つ目の種である Peytoia infercambriensis は、最初ではレアンコイリア科(Leanchoiliidae、メガケイラ類)の1種と同定され、Lendzion 1975 に Pomerania infercambriensis と命名されたが、当時において Pomerania は既に別生物(アンモナイト)の属名として使われたため、ホモニム(異物同名)で無効になり、Lendzion 1977 に改めて Cassubia infercambriensis と命名された。本種は Dzik & Lendzion 1988 以降ではラディオドンタ類とされるようになったが、その唯一の化石標本は前部付属肢の他にも13節に分かれた胴部が隣に保存され、これは長く本種由来のものと考えられた。Daley & Legg 2015 では保存状態の違いに基づいて、その胴部が本種とは別の正体不明の節足動物と区別される同時に、本種と Peytoia nathorsti の前部付属肢の類似性が認められ、本属に分類されるようになった。
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