Part 6:エピローグ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 06:46 UTC 版)
「BANANA FISH」の記事における「Part 6:エピローグ」の解説
「バナナ・フィッシュ」の秘密は公表されなかったものの、秘密クラブにおける少年の性的濫用については政府関係者も逮捕され、一大スキャンダルに発展する。スマイルズとゴルツィネの関係について証言する者も出てくる。マックスはジェシカと再び結婚し、このニュースを一つの区切りとして聞いている。 シンは月龍を訪ね、二人きりになったところで銃を突きつける。シンはブランカから李一族における月龍の生い立ちを聞いており、殺害する気にはならずもう憎んでいないと語り、月龍を補佐してチャイナタウンの再建に乗り出す。 月龍のことを気にかけるブランカに対して、アッシュやシンは月龍を殺せないし、自分もわざわざ出かけて行って彼を殺す気はないと語る。英二が明日帰国すると話すブランカに対して、アッシュは見送りにはいかない、自分は英二の人生に関わりをもってはいけない人間なんだと説明する。 出発間際に英二がシンに託した手紙は、ニューヨーク市立図書館にいたアッシュに手渡される。英二はアッシュがどうして空港に姿を見せないのか、その理由を理解しており、「君は一人じゃない、ぼくがそばにいる。ぼくの魂はいつも君とともにある」と自分の気持ちを手紙にしたためていた。手紙を読んだアッシュは、感極って市立図書館の外に出た際にラオに刺されてしまう。自分はもう助からないことを悟ったアッシュは、図書館に戻り手紙を読み終えながら意識を失う。その顔には満足そうな微笑みが浮かんでいた。
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