PROVOKE以降の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 07:52 UTC 版)
「日本写真史」の記事における「PROVOKE以降の状況」の解説
詳細は「provoke (雑誌)」を参照 この節の出典: 1960年代には、ファッション性豊かな雑誌が次々と創刊された。そうした雑誌では、立木義浩、篠山紀信、横須賀功光、早崎治らが活躍。またテレビ時代に突入したとはいえ、なおも社会的な影響力を大いにもっていたグラフ・ジャーナリズムの面では、『岩波写真文庫』で名取洋之助に鍛えられた長野重一、富山治夫、桑原史成、英伸三が活躍した。この時代はまたアメリカのロバート・フランクやパリのウィリアム・クラインに触発された作品も制作されるようになる。こうした流れのなかで、高梨豊、中平卓馬、森山大道らは『PROVOKE(プロヴォーク)』を1968年に刊行、若者を中心に自己同一性追求を軸とする新しい写真意識の世代層が形成されるに至った。この世代は、雑誌『カメラ毎日』に紹介されたアメリカの同時代写真家展のタイトルと呼応してコンポラ写真家といわれ、その活動と影響は1970年代から1980年代にまで至る。
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