Microsoft_Messengerサービスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Microsoft_Messengerサービスの意味・解説 

Microsoft Messengerサービス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/16 13:25 UTC 版)

Microsoft Messenger サービス (以前のMSN Messenger Service[1]、.NET Messenger ServiceWindows Live Messenger Service)は、MSN Messengerソフトウェアで利用されていた、1999年にマイクロソフトが開発したインスタントメッセージプレゼンス情報のサービス。プロプライエタリなインスタントメッセージングプロトコルであるMicrosoft Notification Protocol英語版を使って通信の実装が行われていた。Windows 8Windows LiveメッセンジャーMicrosoft Messenger for MacOutlook.comXbox Liveインスタントメッセージングクライアントもこのサービスを使っていた。サードパーティのクライアントもこのサービスに接続していた。このサービスにより、マイクロソフトアカウントを持っている人なら誰でもサインインを行い、サインイン中の他の人とリアルタイムで通信することができた。

2013年1月11日、マイクロソフトは、既存のMessengerサービスを世界中で廃止して(Messengerが引き続き利用できる中国本土を除く)、Skypeに置き換えることを発表した[1]

2013年4月、マイクロソフトはサービスをSkypeネットワークに統合した。既存ユーザーは、既存のアカウントでSkypeにサインインし、連絡先リストにアクセスできた。統合の一環として、Skypeインスタントメッセージング機能が以前のMessengerサービスのバックボーンで実行されるようになった[1]

沿革

数年の間にサービスとそのクライアントソフトウェアが複数回の名前変更がされたにもかかわらず、MSN Messengerから歴史がはじめっている経緯から、 Messengerサービスは通称「MSN」と呼ばれることがよくある。このサービス自体は、1999年から2001年までMSN Messenger Serviceと言う名前で呼ばれていた[1] 。その後、マイクロソフトは名称を.NET Messenger Serviceと変更し、Windows XPに同梱されたWindows Messengerなど名称にも、「MSN」の名前がつかないクライアントの提供を開始した。当初の思惑として、MSN Messengerを合理化したバージョンで、広告表示がなくWindowsに統合されたことを表していた[1]

しかし、マイクロソフトはMSN MessengerとWindows Messengerのすべてのバージョンが、 Windows Live提供開始の一環として提供された新しいプログラムであるWindows Liveメッセンジャーに取って代わられた2005年の終わりまで、MSN Messengerに多くのアップグレードを提供し続けた[1]

その後数年間は、公式の稼働状況ウェブページに示されているように.NET Messenger Serviceサービスの正式名称は変更されなかった[2]。マイクロソフトがこのサービス名称をプロモーションで使うことは殆どなかった。このサービスへのアクセスに使われる主なクライアントソフトウェアがWindows Liveメッセンジャーとなったため、マイクロソフトは2000年代半ばに、サポートドキュメントでサービス全体をWindows Live Messenger Serviceと呼び始めた[3]

このサービスは、 Windowsオペレーティングシステムと統合でき、ユーザーがWindowsアカウントにログインすると、自動的かつ同時にネットワークにサインインする。組織は、Microsoft Office Communications ServerActive Directoryをサービスと統合することもできる。 2011年12月、Microsoftは MessengerサービスにXMPPインターフェイスを実装した[4]

多くのWindows Liveサービスのブランド名を変更する大きなプロジェクトの一環として、2012年にマイクロソフトはこのサービスの名前を単にMessengerとして記載するようになった[5]

ソフトウェア

公式クライアント

マイクロソフトは、Messengerサービスに接続する次のインスタントメッセージングクライアントを提供した。

関連項目

脚注

外部リンク


「Microsoft Messengerサービス」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Microsoft_Messengerサービス」の関連用語

Microsoft_Messengerサービスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Microsoft_Messengerサービスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのMicrosoft Messengerサービス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS