Mary Wigmanとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Mary Wigmanの意味・解説 

マリー・ヴィグマン

(Mary Wigman から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/04 16:25 UTC 版)

アブラハム・ピザレック英語版撮影(1946年)

マリー・ヴィグマン(Mary Wigman、本名:カロリーネ・ゾフィー・マリー・ヴィグマン、 1886年11月13日 - 1973年9月18日)は、ドイツダンサーであり、振付師インストラクターダンスセラピストワイマール期のドイツ表現主義舞踊ノイエタンツタンツテアター」創始者として知られる。

人物

レオ・フォン・ケーニヒ英語版画「マリー・ヴィグマン」(1912年)
モンテ・ヴェリタ英語版(スイスの丘)で踊るマリー(1913年~1918年)
1922年
1923年
ヒューゴ・エアフルト英語版撮影(1926年)
エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー画。ヴィグマンがモデルの「死の舞踏」(1926~1928年)
エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー画「踊るメアリー・ウィグマン」(1933年)
マリー・ヴィグマン切手(1986年)

評価

「マリー・ヴィグマン舞踊学校」はルドルフ・フォン・ラバン(主にダンスの記譜法)とエミール・ジャック=ダルクローズ(主にリズム感)の理論を融合し、実践するもので、ダンス界に革新の風を起こした。ダンスの記譜法によって、「ダンスをシステム化し、他人にもそれを教える事ができる」、「誰にでも踊る事が出来ることの証明」、「ソロダンスからグループダンスへの移行」という順を踏み、西欧ダンス界の権威であるバレエに対するレジスタンスとして、モダンダンスの裾野を広げた。この学校は、イヴォンヌ・ゲオルギー、ハンヤ・ホルムハラルド・クロイツベルク グレット・パルーカ マックス・ターピス(Max Terpis)マルガレーテ・ヴァルマンなどを輩出した。

作品にインドやタイ、アフリカ、中国から、ファイフベルゴング太鼓などの非西欧の楽器を持ち込んだ。伴奏として用いられた楽器として、特筆すべきものはパーカッションで、ダンスの沈黙の部分を大いに引き立たせた。また仮面を用いることも多かった。これもまた、非西欧、部族的なモチーフに影響されたもので、我を忘れたような錯乱した動きにその一端が見える。

ヴィグマン左(1959年)
西ベルリン、メアリーウィグマン-スタジオ(1959年)

暗黒舞踏の源流

江口隆哉宮操子が、1931年ドイツ留学「マリー・ヴィグマン舞踊学校」在籍、1934年『江口・宮舞踊研究所』を設立、大野一雄が学んだ。

振り付け作品

関連項目


「Mary Wigman」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Mary Wigman」の関連用語

Mary Wigmanのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Mary Wigmanのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマリー・ヴィグマン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS