MGNエンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 07:07 UTC 版)
1989年初め、2台目のJH22(シャシーナンバー033)にモトール・ギ・ネグレ(MGN)製のW12エンジンを搭載してテストが行われた。MGNの創立者ギ・ネグレはロータリーバルブを持つW型12気筒エンジンを製作していた。1988年にネグレは数多くのベンチテストを行い、1989年には実用試験が行われた。彼はAGSが提供したJH22にこのエンジンを搭載してテストを行った。テストは1989年9月にエクス=アン=プロヴァンス近郊にある全長2kmのグラン・サムビュック・サーキットで行われた。MGNはドライバーについて言及していない。プレスリリースには「地元のテストドライバー」としか記載されなかった。Autohebdo誌はこのドライバーをフィリップ・ビローだとしている。フィリップ・ビローは1970年代から80年代にかけて小排気量のレースにいくつか参加しただけだとされる。テストの結果は公表されず、周回数もラップタイムも不明である。テストの結果はチームの関心を引くことなく、MGN-W12エンジンはF1デビューすることはなかった。しかしながら、MGNは1990年にノーマ・オートコンセプトと共にW12エンジンでル・マン24時間レースに参戦した。
※この「MGNエンジン」の解説は、「AGS・JH22」の解説の一部です。
「MGNエンジン」を含む「AGS・JH22」の記事については、「AGS・JH22」の概要を参照ください。
- MGNエンジンのページへのリンク