エム‐ディスク【M-DISC】
M-DISC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/15 16:15 UTC 版)

M-DISC(Millennial Disc)はMillenniata社が開発した長寿命の追記型光ディスク。
概要
- 色素層の化学変化を用いる追記型光ディスクとは異なり、色素層や反射層を持たず、無機系の材料を使用。
- 高出力レーザーで物理的な凹みを作り記録する(プレスされたディスクのピットは凸であり逆となる)。
- 耐光性、耐熱性、耐湿性に優れ、長期の読み出しが可能(「1000年持つ」と開発元は主張)。
- DVD-Rは片面一層タイプ。
- BD-Rは片面一層(BD-R)、二層(BD-R DL)、三層(BD-R XL)タイプが発売中[1]。
- M-DISC書き込みには対応ドライブが必要であるが、読み込みは一般のドライブ、プレーヤー等で可能とされる。
- 上限記録速度は、一般の追記型ディスクよりやや遅い。
製造メーカー
- ディスク
- Millenniata(米国、製造国はチェコ)
- CMCマグネティクス(台湾)
- RiTEK(台湾)プリンタブルタイプも供給。
- 三菱ケミカルメディア(日本)
- ドライブ
- LGエレクトロニクス(韓国)日本国内向けは自社の他、アイ・オー・データ機器等にOEMでも供給。
- パイオニア(日本)
脚注
- ^ “長期保存メディア(M-DISC)” (2021年3月4日). 2021年3月4日閲覧。
外部リンク
- MDISCのページへのリンク