Linux 2.4
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 04:28 UTC 版)
「スケジューリング」の記事における「Linux 2.4」の解説
Linux 2.4 では、多段フィードバックキュー方式のO(n)スケジューラ(英語版)を採用していた。優先度は0から140まであり、0から99まではリアルタイムタスク用、100から140まではniceタスク用のレベルとされていた。リアルタイムのタスクでは、プロセス切り替え間隔であるタイムクォンタムは約200ミリ秒、niceタスクでは約10ミリ秒となっていた[要出典]。スケジューラは全実行可能プロセスが入っているactiveキューを調べ、最も優先度の高いプロセスを選択してディスパッチし、タイムクォンタムを使い切ったら、それをexpiredキューにつなぐ。activeキューが空になると、expiredキューがactiveキューとなり、activeキューだったものがexpiredキューとなる。 一部の企業向けLinuxディストリビューション(SUSE Linux Enterprise Server など)は、O(1)スケジューラ(英語版)を2.4カーネルに先取りする形で移植したものを使っていた(アラン・コックスが Linux 2.4-ac Kernel series として保守していた)。
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