LUH 計画とUH-145
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 16:02 UTC 版)
「UH-72 ラコタ」の記事における「LUH 計画とUH-145」の解説
LUH計画は2004年初頭に立案された。未だ多数が残っているUH-1H/VやOH-58A/Cの代替として、322機が警備、輸送、医療などに使用される予定である。候補にはベル 412、MD エクスプローラー、アグスタウエストランド AW139、 EADS North America(EADS NA)の販売するユーロコプター EC 145の派生型であるUH-145を含む5機種が挙がった。 最終的にユーロコプター EC 145を選定し、2006年6月30日にEADSとの契約が成立した。同年にアメリカ国防総省は、UH-72 ラコタと命名した。2007年に生産が始まり、アメリカ陸軍では345機の取得が予定されたが、2009年の時点で発注したUH-72Aは128機である。アメリカ陸軍はその後、TH-67 クリークの後継となる練習ヘリコプターとしても運用することを決めている。さらに、OH-58Dの後継機トライアル提出仕様である武装偵察型AAS-72Xも計画されていた。 エアバス・ヘリコプターズは2017年10月9日、アメリカ陸軍に400機目のUH-72A ラコタを納入したと発表した。 原型のEC 145とは別に輸出も行われており、タイ王国陸軍が採用している。 UH-72の元となったEC 145は、ユーロコプターと日本の川崎重工の共同開発機体であるため(川崎重工ではBK-117-C2)、UH-72の一部のコンポーネント(トランスミッションなど)は日本製である。
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