LPG基地計画と反対運動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/01 12:37 UTC 版)
「岩国陸軍燃料廠横島出張所」の記事における「LPG基地計画と反対運動」の解説
1981年、常石造船は昭和石油と共同で、横島石油基地化計画を正式に発表。横島漁協との交渉を行い7億200万円で大浜沿岸の漁業権放棄の協定を結んだ。しかし交渉中に不信感を持った漁協関係者が調査を進めたところ、計画されているのは石油基地ではなく危険性が高いLPG基地だと判明し1983年に「内海町の環境を守る会」が結成され本格的な反対運動が始まった。常石造船は反対運動に対抗して関連企業従業員らを中心にして「LPG基地の建設を促進する会」を立ち上げた。反対派が問題にしたのは下記の4点である。 基地に貯蔵されるLPGが爆発する可能性の懸念 島内をLPGを積んだ20tタンクローリーが通行するようになる安全上の懸念 LPG基地から海中に冷排水が放出されることにより、漁業環境が影響を受ける可能性の懸念 行政と議会が住民に説明を実施せず、石油基地と偽って秘密裡にLPG基地を建設しようとしたこと
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