LPG船との衝突
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 08:57 UTC 版)
1980年7月9日、2時26分ごろ、神戸港から小倉港に向かっていた本船は、釣島水道の東口、野忽那島燈台の東方約1,500mの地点でLPG船旭邦丸と衝突した。旭邦丸を右舷に見て追い越そうとしていた本船に対して、旭邦丸は予定針路に沿って右転したため、両船が接近、旭邦丸の右舷船首が本船の左舷後部に後方から約22.5度の角度で衝突した。本船は左舷後部に長さ約8m、高さ約1.5m、深さ0.3mの凹損を生じ、旭邦丸は右舷船首のブルワークを約7mにわたって曲損、付近の外板に約10mメートルの凹損を生じた。事故発生当時、天候は雨で、風力2の南東の風が吹いていた。事故原因は、本船が旭邦丸を追い越す際に、安全な横距離を取らなかったこと、追越し信号を行わなかったことで発生したが、旭邦丸が右方に変針する際に、右舷後方の見張りを行わずに右転して本船に接近したことも一因とされた。
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