KJ100 (エンジン)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > KJ100 (エンジン)の意味・解説 

KJ100 (エンジン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/21 20:53 UTC 版)

2024年国際航空宇宙展における展示

KJ100は、川崎重工業によって開発された小型ターボジェットエンジンである。

エンジン推力は400 kgfで、同社の KJ14(推力:70 kgf)から5倍強に向上した[1]。これまでより大型の標的機ミサイルなどの動力に使用できる。グライダー型無人機への搭載が可能で、長距離の島しょ防衛なども可能となる。また、標的機としての性能を上げ、速度向上、飛行の長距離化のほか、射撃の回避などの高度な動きができるようになったため、訓練の精度向上につながると考えられる。

本エンジンは、標的機や無人機のほか、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進める超音速ビジネスジェットの実験機への搭載を目指している[1]

仕様

  • 形式: 1軸ターボジェットエンジン[2]
  • コントローラー: デジタル電子制御
  • 推力: 400 kgf (地上静止)
  • 乾燥重量: 68 kg
  • エンジン径: 350 mm
  • 全長: 860 mm
  • ジェネレーター: 最大 15 kW

脚注

  1. ^ a b “推力5倍、自衛隊の標的機向け小型ターボジェットエンジン”. 日刊工業新聞社. (2019年7月29日). https://newswitch.jp/p/18623 
  2. ^ “川重、新型ターボジェットエンジンKJ100を発表”. 航空新聞社. (2018年12月3日). http://www.jwing.net/news/7631 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  KJ100 (エンジン)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「KJ100 (エンジン)」の関連用語

KJ100 (エンジン)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



KJ100 (エンジン)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのKJ100 (エンジン) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS