Jungle classroom
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 08:38 UTC 版)
「スケバン」の記事における「Jungle classroom」の解説
アメリカの週刊誌「ニューズウィーク」1975年4月21日号に「Jungle classroom」というタイトルの記事が掲載され、日本のマスコミに衝撃を与えた。内容は、日本の高校がいかに荒廃しているかを伝えたもので、1974年に於ける青少年の補導数が増加傾向にあるという真面目なレポートもあるが、目を惹いたのが"スケバンルック"を説明したイラスト。イラストは警視庁少年一課の手で作成された「服装などから見た不良化のきざし」という手引のためのもので、これが「ニューズウィーク」の目に留まった。線画で書かれた女子高生のイラストに、髪は長く前、横と段々に短く、眉毛は剃り細く書く、ツメをとがらせてマニキュア、ロングスカートの上が腰のあたりで長くはいっている、かばんはチョンバッグ、靴はヒールの全くない平たいものなどの説明がある。これを記事にした「週刊読売」1975年5月10日号には「スケバンも市民権を得た」と書かれている。日本の受験戦争が国際的に有名になり、1970年半ばに暴走族の存在もクローズアップされ、青少年犯罪の増加や凶悪化が社会問題化した。東映のスケバン映画は、成人映画が多かったから、青少年に内容が届くとは考えにくいため、現実の女子高生に影響を与えたのは劇画を介したものと考えられ、『不良番長』や『女番長』の世界観はストリートファッションや劇画を介して現実世界を侵食し、東映的解釈とは全く違った世界を作り出していった。
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