シベリウス

ピティナ・ピアノ作曲家事典

シベリウス

【英】：Sibelius, Jean

[フィンランド]  1865～1957

2007年5月 執筆者： 宮本　優美

フィンランドの作曲家。ファーストネームのジャンはフランス風で、彼のおじにあやかったものである。ヴァイオリンと作曲に早くから親しみ、10歳で最初の作品を書いた。14歳からヴァイオリンのレッスンを受けて上達し、ソリストを目指す。また、家族で室内楽を演奏するようになり、シベリウスは多数の室内楽曲を作曲する。
85年ヘルシンキ大学法学部に入学。しかし翌年、法学の勉強をやめ、作曲とヴァイオリンを学ぶ。この時期、ライネッケ、ハンス・リヒターらに影響を受ける。89年にサンクトペテルブルグに留学したが、師事予定のリムスキー＝コルサコフにはつけず、ベルリンでアルベルト・ベッカーに対位法の授業を受けた。

ピアノ独奏曲

ソナタ  [ピアノ独奏曲]

ピアノ・ソナタ　ヘ長調／Piano sonata Op.12／1893[18'0"]

3つのソナティナ／3 Sonatinas Op.67／1912

曲集・小品集  [ピアノ独奏曲]

6つの即興曲／6 Impromptus Op.5／1893[14'30"]

組曲　「フロレスタン」／Suite 'Florestan' 1889

4つの抒情的小品／4 Lyric pieces Op.74／1914[11'0"]

5つの小品（樹木の組曲）／5 Pieces Op.75／1914[12'0"]

13の小品／13 Pieces Op.76／1914[20'0"]

5つの小品（花の組曲）／5 Pieces (Die Blumen) Op.85／1916[11'30"]

6つの小品／6 Pieces Op.94／1919[10'0"]

6つのバガテル／6 Bagatelles Op.97／1920[10'30"]

8つの小品／8 Pieces Op.99／1922[11'30"]

5つのロマンティックな小品／5 Pieces romantiques Op.101／1923[14'0"]

5つの特徴的な印象／5 Charateristic impressions Op.103／1924[11'30"]

5つのスケッチ／5 Esquisses Op.114／1929[11'30"]

6つのフィンランド民謡／6 Finnish folk songs 1903[7'0"]

10の小品／10 Pieces Op.24／1894-1903[37'0"]

10のバガテル／10 Bagatelles Op.34／1912-16[16'0"]

抒情的瞑想／Pensees lyriques Op.40／1912-16[16'30"]

キュリッキ-3つの抒情的小品／Kyllikki - 3 Lyric pieces Op.41／1904[11'0"]

10の小品／10 Pieces Op.58／1909[32'0"]

2つのロンディーノ／2 Rondino Op.68／1912[5'30"]

種々の作品  [ピアノ独奏曲]

夕暮れに／Au crepuscule 1887[2'0"]

アレグレット／Allegretto 1889

騎士／Kavaljeren 1900[1'30"]

憧れに／Till tranaden 1913[2'0"]

マンドリナート／Mandolinato 1917[1'30"]

Ｍ．ジャコブ・ド・ジュランのモティーフによるロマンティックな小品／Morceau romantique sur un motif de M.Jacob de Julin 1925[2'30"]

アンダンティーノ／Andantino 1888

スケルツォ／Scherzo 1888?

ダンス・インテルメッゾ／Dance Intermezzo Op.45-2／1904

スペイン風に／Spagnuolo 1913[1'0"]