隔離ほ場
遺伝子組換え農作物を栽培することによる環境への影響は、農林水産省の「農林水産分野等における組換え体の利用のための指針」に基づき安全性の確認が行われてきたが、「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」(カルタヘナ法)が、2003年6月に成立したことを受けて、本指針は廃止され、農林水産省・環境省により「カルタヘナ法」に基づいて運用されることとなった。
開発者は、遺伝子組換えによって作られた農作物について、利用する農作物の情報や実験室・非閉鎖系温室などで得られた遺伝子の性質、導入遺伝子の安定性などのデータを農林水産省・環境省に提出して審査を受けたうえで、隔離ほ場において試験的な栽培を行う。隔離ほ場において収集するデータは、花粉の飛散性や他の生物に及ぼす影響などである。その結果が農林水産省・環境省に提出され、審査の結果、環境に対する安全性が確認されたものが、これまでの農作物と同じように、一般ほ場での栽培または輸入できる仕組みになっている。
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遺伝子
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遺伝子組換え
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組み換え体の利用のための指針
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カルタヘナ法
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カルタヘナ議定書
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非閉鎖系温室
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