IETF におけるポリシーベース管理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/08/03 00:29 UTC 版)
「ポリシーベース管理」の記事における「IETF におけるポリシーベース管理」の解説
ポリシーの形式に関しては IETF のポリシーフレームワーク・ワーキンググループ (Policy Framework WG、以下 「ポリシー WG」 とよぶ) を中心として標準化が進められてきた。ポリシーの相互運用性を確保するには、それをデータベースに格納する際の情報モデルの標準化が重要である。アクセス制御、QoS、暗号化 (IPSec) など、ネットワークにおけるさまざまな制御・管理のためにポリシーを使用することができるが、ポリシー WG においてはそれらに共通に使用されるべきポリシー・コア情報モデル (Policy Core Information Model, PCIM) とその拡張版 PCIMe を DMTF と連携しながら 2001~2003 年に標準化している。また、PCIM を LDAP によって具体的に表現するポリシー・コアスキーマが標準化された。ポリシーの格納にディレクトリを使用するのは、大規模ネットワークにおいては格納されたポリシーを多数のポリシーサーバがアクセスするため、よみだし性能が非常に重要だからである。QoS に関する情報モデルとスキーマもポリシー WG において標準化がすすめられたが、それ以外は IETF の他の WG にゆだねられている。たとえば、IPSec ポリシーについては IPSec WG や IPSec Policy WG においてあつかわれてきた。
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