IBM・ノベル・レッドハットの提訴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/29 07:50 UTC 版)
「ウォレス対インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション他事件」の記事における「IBM・ノベル・レッドハットの提訴」の解説
2006年、ウォレスは、オープンソースソフトウェア、とりわけGNU/Linuxオペレーティングシステムの頒布により利益を得るソフトウェア企業であるIBM、ノベル、レッドハットを提訴した。ウォレスは、これらソフトウェア企業とFSFが結託して価格固定を企てている(価格カルテル)と主張した。 2006年5月16日、リチャード・L・ヤング(Richard L. Young)裁判官は請求を棄却した(dismiss the case with prejudice)。 ウォレスは異議申立を2度行った。(中略)彼が続けざまに反トラスト法の立証が主張できなかったことから、本申立は本質的に内部的欠陥を抱えている。(中略)当法廷はこのような異議申立は無益であるとし、これゆえウォレスのさらなる再申立は認めない。 その後ウォレスは第7連邦巡回区控訴裁判所(英語版)に控訴したが、その法廷にて、フランク・イースターブルック(英語版)裁判官らは合議ののち、覆審(英語版)(Trial de novo、下級審事実認定の取消と再審理)を言い渡した。しかし彼の申立には幾つもの問題があると言い渡し、結果として彼は控訴審でも敗訴した。
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