HFインテグラーレ エヴォルツィオーネ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 13:53 UTC 版)
「ランチア・デルタ」の記事における「HFインテグラーレ エヴォルツィオーネ」の解説
1992年にはエボリューションモデルである「HFエヴォルツィオーネ」が設定。各部の改良強化とともにボディデザインが変更され、最高出力も210PS(154kW)となった。車体剛性が向上し、リアドアパネルと一体化されたブリスターフェンダーが外観上の特徴となった(16Vまではブリスターフェンダーとドアパネルを溶接している)。このモデルから日本国内でいう「3ナンバーボディ」となり、足周りではピロボール式リンクなどの装備が搭載され、また5穴ハブに変更、角度調整のできるリアスポイラーの標準装備化などがあげられる。ボンネットの張り出しはいっそう拡大し、ボンネット前部左右に更に小型のエアスクープが追加されている。フロントブリスターフェンダーの後ろ側にはブレーキ周りの排熱を効率よく排出するためのダクト(市販車ではダミーパネルとなっている)が追加されている。なお、世界ラリー選手権5連覇の記念として、マルティニカラーストライプの限定車、「HFインテグラーレV(5)」が発売された。後にダークグリーンメタリックの「ヴェルデ・ヨーク」を発表。また当時フィアットの会長であったジャンニ・アニェッリの要望でワンオフの2ドアカブリオレが製造された。
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