GDDR3とは? わかりやすく解説

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GDDR3

フルスペル:Graphics Double-Data-Rate3
読み方ジーディーディーアールスリー

GDDR3とは、グラフィック専用設計されメモリのことである。GDDR2をより高クロック最大1600MHz)としたもので、ビデオカード欠かせない高速データアクセス実現する。GDDR3はDDR2 SDRAM規格互換性があり、DDR3 SDRAM規格とは関係がない。

ビデオカード高速画面描き続ける必要があり、またカードスロット挿入して使用するため、高速低発熱量とする必要がある。そこで、GDDR3はメインメモリ用のDDR2 DRAM互換性はあるものの、よりも少なクロック数でデータ読み書きができるよう再設計され、1クロックにつき2ビット転送するほか、ターミネータ内蔵している。

なお、2011年1月現在、GDDR規格にはGDDR(GDDR1)~GDDR5までが存在している。

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GDDR3

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/14 08:20 UTC 版)

Qimonda 512-Mbit GDDR3

GDDR3 (Graphics Double Data Rate 3) は、ATI Technologiesによって開発された、ビデオカード用のメモリー技術である。

技術的にはDDR2 SDRAMと類似しているが、高速なメモリーチップを搭載し、冷却装置を単純にするため、電力と放熱の条件は緩和された。DDR2と異なり、GDDR3はJEDECDDR3 SDRAM仕様とは無関係である。このメモリは、グラフィックの要求を確実に扱うために、内部にターミネータを備える。また、帯域幅を広げるために、GDDR3メモリーはクロック信号1周期につき2ビットを転送する。

GDDR3はATIにより開発されたが、最初に採用した製品はNVIDIAGeForce 5700 Ultraであり、2番目に採用した製品はNVIDIAのGeForce 6800 Ultraであった。これは、消費電力を前世代のGeForce 5950 Ultraと同程度に抑えるためである。ATIはRADEON X 800からGDDR3を採用した。以降、この2大陣営の多くの製品で用いられた。その後、後継規格のGDDR4へ移行。2009年現在はAMD(ATI)より新規格GDDR5が発表され、搭載製品が発売されている。

ゲーム機での採用例

以下はビデオカード以外での使用例である。

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