FH-2000
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「FH-88 155mm榴弾砲」の記事における「FH-2000」の解説
FH-2000(英語: Field Howitzer 2000)は、FH-88をもとに開発された発展・改良型として、1990年より開発された。改良点としては下記の点がある。 長砲身化 39口径長から52口径長にすることで、射程を大幅に延伸した。ERFB BB弾使用時は40キロメートルの射程を発揮できる。 APUの搭載 FH70やTRF1 155mm榴弾砲と同様の補助動力装置(APU)を搭載することで、短距離自走能力を獲得するとともに、自動化も進められた。本砲は75馬力の空冷ターボチャージャー付ディーゼルエンジンを搭載し、短距離であれば10キロメートル毎時の速度で移動できるほか、半自動式装填補助装置を搭載している。 1997年3月9日、腔発事故が発生した。事故は、ニュージーランド北島のワイオウル基地において、シンガポール陸軍砲兵隊 第23大隊が実弾演習を行なった際に発生し、2名が死亡、12名が負傷した。負傷者の中には、ニュージーランド軍から派遣されていた連絡下士官も含まれていた。事故は砲弾の信管の欠陥によるものと結論された。
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