Enginion 蒸気セル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 05:03 UTC 版)
「蒸気自動車」の記事における「Enginion 蒸気セル」の解説
1996年、フォルクスワーゲングループの研究開発部門である Enginion AG が ZEE (Zero Emissions Engine)と呼ばれるシステムを開発した。蒸気を即座に開放された炎をなくして起動から30秒で最大出力に達するものだった。3機目の試作機である EZEE03 は3気筒でシュコダ・ファビアに搭載された。EZEE03 は排気量1,000 cc、220 馬力、トルクが500 N・m、2ストローク(単動式)エンジンであった。排出物は標準的な SULEV より少なかった。セラミック製のシリンダーライナーを使用する事により潤滑油が不用だった。受け入れる環境が整っていなかったので Enginion は蒸気自動車の市場を創出する事ができなかったが、似た技術で暖房用の "Steamcell" を開発した。
※この「Enginion 蒸気セル」の解説は、「蒸気自動車」の解説の一部です。
「Enginion 蒸気セル」を含む「蒸気自動車」の記事については、「蒸気自動車」の概要を参照ください。
- Enginion 蒸気セルのページへのリンク