EUクオータ全廃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 00:51 UTC 版)
「チキータ・ブランド」の記事における「EUクオータ全廃」の解説
怒涛の会社再編の結果、2003年に26.1億ドルの粗利と9920万ドルの黒字を計上した。この年ドイツ・オーストリア圏の販路としてアトランタ(Atlanta AG)を買収しており、これが利益をあげた。2004年1-2月にサイラスが退職し、プロクター・アンド・ギャンブルのフェルナンド(Fernando Aguirre)がそっくり交代した。3月、不祥事を発表した。合衆国政府がテロリスト指定していたコロンビアの組織に、コロンビアの子会社が用心棒の見返りとして金をとられていたのである。翌月、その子会社は処分されたが、しかしバナコル(Banacol)という売却先からチキータ・ブランドは仕入れを続けたのであった。2005年6月、カリフォルニアのPFG(Performance Food Group)からサリナス(Salinas)という生鮮食品卸会社を買収した。PFGはマクドナルド、ケンタッキー・フライドチキン、ピザハットにサラダを出荷し、アメリカサラダ市場の4割を支配していた。PFGは(サリナスで)カットフルーツも売っており、これにチキータ・ブランドの付加価値がついた。2006年からEUクオータが修正された一方で、ラテンアメリカからの運賃が膨れてきた。同年2月、チキータ・ブランドはコアマルク(Core-Mark)にアメリカ中のコンビニへチキータ・バナナを置いてくれるよう合意をとりつけることができた。 2007年3月、テロ組織と指定されていたコロンビアの民族解放軍へ金を払っていたことが露見、アメリカ当局へ2500万ドルを支払うことになった。 2010年3月までにダノンと合弁会社を設立し、フランスのフルーツジュース市場の51%を支配している。 2011年アトランタをベルギー資本のウニヴェグ(UNIVEG)に売却した。 2014年10月、株主総会でアイルランドの同業(Fyffes)との合併を否決した。 2017年9月末でEUクオータが全廃される見通しである。
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