DirectXバージョンと各シェーダーステージ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 05:38 UTC 版)
「High Level Shading Language」の記事における「DirectXバージョンと各シェーダーステージ」の解説
以下の表はハードウェアが対応しているDirectXバージョンと、そのハードウェアがサポートする各シェーダーステージの最上位バージョン(プロファイル)間の関係を示している。後述するように、実行可能なシェーダープログラムの最大命令数やレジスタ数、リソーススロット数などは新しいバージョンのほうが大きくなり、より柔軟で長大なプログラムを記述することができるようになる。 DirectX VersionPixel ShaderVertex ShaderGeometry ShaderHull ShaderDomain ShaderCompute Shader8.0 1.0, 1.1 1.0 - - - - 8.1 1.2, 1.3, 1.4 1.1 - - - - 9.0 2.0 2.0 - - - - 9.0a 2.0a 2.0a - - - - 9.0b 2.0b 2.0 - - - - 9.0c 3.0 3.0 - - - - 10.0 4.0 4.0 4.0 - - 4.0 10.1 4.1 4.1 4.1 - - 4.1 11.0-11.2 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 11.3, 12 5.1 5.1 5.1 5.1 5.1 5.1 12 6.0 6.0 6.0 6.0 6.0 6.0 なおコンピュートシェーダー(DirectCompute)はDirectX 11にて導入されたステージであり、DirectX 10 APIを経由して利用することはできないが、ドライバーが対応していればDirectX 10.x世代のハードウェア上でもDirectX 11 APIを経由してダウンレベル(機能制限付き)のコンピュートシェーダーを実行することが可能となる。 シェーダーモデル5.1はDirectX 12 APIをドライバーレベルでサポートするすべてのハードウェア(機能レベル11_0以上が必須)で使用可能だが、Root Signatureに関する機能はDirectX 11.3では使用できず、DirectX 12専用の機能となる。また、ROV (Rasterizer Order View) に関するオブジェクトは、ROV対応ハードウェアでしか使用できない。 シェーダーモデル6.0の組み込み関数は機能レベル12_0の要件として追加されている。
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