DXシリーズの限界
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/27 01:21 UTC 版)
「ヤマハ・DXシリーズ」の記事における「DXシリーズの限界」の解説
1980年代のシンセサイザーサウンドを牽引したDXシリーズだが、音色作成の難度が高く、アコースティックピアノのシミュレートが苦手という欠点があった。そのため、生楽器のサウンドを録音しておき再生するPCM音源を搭載したシンセサイザーの登場後、そのシェアは次第に縮小していった。 89年に登場したPCM音源とFM音源のハイブリッドである「RCM音源」を搭載したSY77により、ヤマハのシンセサイザーはSYシリーズに移行。2001年には、LOOP FACTORYシリーズ中の一機種としてDX200が登場したが、従来のDXシリーズと異なり、キーボードの持たないモデルであった。 現在でも高品位な鍵盤を持つDXシリーズは、後年の音源モジュールにMIDI接続し、マスターキーボードとして使用されることは珍しくなく、中古楽器店等でも鍵盤の状態が良いものには高値が付くこともある。また、1980年代的な音色が求められる場合に、DXシリーズの音源が用いられることもある。
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