ディー‐せん【D線】
D線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/03 23:04 UTC 版)
D線(Dせん)とはナトリウム原子の発光スペクトルに見られる強い二重線のことをいう。[1]
波長の長い方をD1線、短い方をD2線と呼ぶ。それぞれ589.592424(3)nm、588.995024(3)nmの波長をもち、黄色の光に対応する。[2]
発見
1814年にヨゼフ・フォン・フランホーファー(1787-1826)は、プリズムを用いてナトリウムを含む炎が放出する光のスペクトルを調べ、鋭い二重線を観測した。その後、彼は太陽光のスペクトルを調べて700本の垂直線を観測し、そのうちの強い8本の暗線に暗赤色の位置のAから紫色の位置のHまでアルファベットの記号をつけた。黄色の位置のDは二重線で、ナトリウムの二重線と同じ位置に観測された。これらの暗線はのちにフランホーファー線と呼ばれるようになった。
スペクトルとフランホーファー線の関係性は、主にロベルト・ブンゼン(1811-99)とグスタフ・キルヒホッフ(1824-87)の貢献により説明された。彼らは、気体は放出した光と同じ波長の光を吸収すると解釈し、太陽の大気に含まれるナトリウムの気体が太陽光からナトリウム固有の波長の光を吸収して暗線ができるとした。[3]
原理
D線はナトリウムの基底状態(1s)2(2s)2(2p)6(3s)1と励起状態(1s)2(2s)2(2p)6(3p)1の間での電子の遷移に伴う光の吸収、放出によるものである。それぞれの状態において全軌道角運動量量子数Lと全スピン量子数Sの値は、
基底状態:L=0、S=1/2
励起状態:L=1、S=1/2 である。
D線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/01 16:35 UTC 版)
D線は有人運転で1991年9月4日にGorge-de-LoupとGrange-Blanche間で運行を開始した。D線はゴムタイヤ方式の地下鉄で自動運転装置MAGGALY(Métro Automatique à Grand Gabarit de l’Agglomération Lyonnaise)も装備している。1992年12月11日にヴェニシュー駅まで延伸され、自動運転も開始された。1997年4月28日にはヴェーズ駅まで延伸されている。 D線はリヨンでは最も深い路線で工事ではトンネルボーリングマシンを使用し、ローヌ川とソーヌ川両河川の下を通っている。営業距離は13kmとリヨンメトロでは最も長い。
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「D線」の例文・使い方・用例・文例
- D線が切れた
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