コンクラーベ
英語:Conclave、papal conclave
ローマ・カトリック教会において最上位の聖職であるローマ教皇を選出するために行われる選挙、および、その選挙制度。最初に実施された時期は、遅くとも11世紀まで遡る。
コンクラーベは、カトリック教会で教皇に次ぐ地位である枢機卿が互いに推挙し合う、互選の形式で行われる。開催期間中、枢機卿はシスティーナ礼拝堂に入り、一切の外部との連絡を絶つ。選出は投票により行われるが、決定するには投票総数の3分の2以上の得票数が必要であるという。投票の結果、教皇が決定したかどうかは、煙突からの白い煙、黒い煙のいずれかを上らせることで、外部に知らせるという仕組みがある。投票は教皇決定まで繰り返される。過去には10数回にわたり投票が実施されたこともある。
2000年以降、2013年3月現在までに実施されたコンクラーベとしては、ベネディクト16世を選出した2005年の回、および、フランチェスコ1世を選出した2013年3月の回がある。ベネディクト16世はおよそ950年振りとなるドイツ出身の教皇、フランチェスコ1世は初の中南米出身の教皇である。
コンクラーベ【(ラテン)conclave】
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