Been Down So Long It Looks Like Up to Me
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/19 06:45 UTC 版)
「リチャード・ファリーニャ」の記事における「Been Down So Long It Looks Like Up to Me」の解説
ファリーニャは1966年にランダムハウスから出版された小説 Been Down So Long It Looks Like Up to Me で知られている。タイトルはファリー・ルイスの曲 "I Will Turn Your Money Green" ("I been down so long/It seem like up to me") からとられている。自身の大学での経験と旅行をもとにしたこの小説は1958年のアメリカ合衆国西部、キューバ革命時代のキューバおよびほとんどはコーネル大学(作中ではメンター大学)を舞台にしている。主人公は無政府主義の喜びを持って権威者を攻撃し、正しいカルマを探している途中で緑色のニーソックスの少女に欲情する薬物、フェタチーズ、レッドキャップエール、レツィーナワインを楽しむグノッソス・パパドポウリス(Gnossos Papadopoulis)である。この本は1960年代とカウンターカルチャー文学のファンの間で伝説的古典となった。後に1973年の自著『重力の虹』をファリーニャにささげたトマス・ピンチョンはファリーニャの小説は「完ぺきに調子がそろった200人のカズー奏者によるハレルヤ・コーラスがやって来るようなものだ……陽気で、身も凍るようで、セクシーで、深遠で、マニアックで、美しく、そしてとんでもないことがすべて同時に起こる」と解説している。
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