ビーム橋とは? わかりやすく解説

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ビーム橋

(Beam bridge から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/15 13:08 UTC 版)

ビーム橋(ビームきょう、: Beam bridge)は、両端で支持される短い支間(スパン)英語版を持つ、最も単純な構造形式のである。


註釈

  1. ^ 橋梁工学分野で英語の「beam」をどう翻訳しているかについては、社会基盤情報標準化委員会の橋梁モデルIFC-Bridge検討小委員会による『橋梁モデルIFC-Bridge検討小委員会 成果報告書』(2017年6月)のpp. 83-96掲載の表「5.2.2 橋梁に関する用語の抽出結果」を参照せよ[2]
  2. ^ 簡体字では「飞云江大桥」。中国浙江省瑞安市飛雲江(飞云江)を南北に渡す橋長1,721メートルの橋[8]。1989年1月6日に供用が開始され、完成当時は中国最大の支間長(62メートル)を備えるプレストレスト・コンクリート製のビーム橋(単純桁橋)だった[9]

出典

  1. ^ 島田静雄 (2010年4月22日). “桁橋のお話し|島田技術顧問のサイト|技術情報” (PDF). 中日本建設コンサルタント株式会社. p. 1. 2016年4月13日閲覧。 “橋を横から見て一本のに見える薄板状の形式を桁橋と言います。橋梁工学では、梁橋とは使いませんが、英語〔で〕は、梁橋に当たるbeam bridgeと桁橋に当たるgirder bridgeと〔を〕使い分けることがあります。” ※pdf配布元は中日本建設コンサルタントウェブサイトの「島田技術顧問のサイト」ページ。
  2. ^ 島田静雄 (2017年6月). “橋梁モデルIFC-Bridge検討小委員会 成果報告書”. 社会基盤情報標準化委員会ウェブサイト. 社会基盤情報標準化委員会. p. 83-96. 2023年6月11日閲覧。 “5.2.2 橋梁に関する用語の抽出結果”報告書個別pdfあり。
  3. ^ 島田静雄 (2017年5月). “桁橋のお話|島田技術顧問のサイト” (pdf). 中日本建設コンサルタント株式会社. p. 5. 2023年6月11日閲覧。 “あまり加工しない細長い素材を使う橋がbeam bridgeです。[...] 製鉄所で形鋼として出荷されるI形鋼、H形鋼を、あまり加工をしないで架設する、支間の短い桁橋がbeam bridgeです。” ※pdf配布元は「PDF版 橋のお話シリーズ|島田技術顧問のサイト」ページ。初出は雑誌『橋梁&都市PROJECT』連載。
  4. ^ 「橋の基礎知識」長岡ドボク図鑑 for Kids”. 新潟県ホームページ. 新潟県. 2023年6月11日閲覧。 “橋台(きょうだい):橋の両はじにあって、橋を支える部分/ 橋脚(きょうきゃく):上部構造を支える橋のあしの役割をする部分”
  5. ^ 橋の用語集|橋梁の基礎知識”. 日本車両. 日本車輌製造株式会社. 2023年6月11日閲覧。 “単純桁(たんじゅんげた) 両端を単純支持した桁のこと/ 連続桁(れんぞくげた) 両端とその中間の2箇所以上を単純支持した桁のこと”
  6. ^ 橋梁の基礎知識 その1 : 橋梁の構造と種類について|橋梁の基礎知識”. 株式会社長野技研. 2023年6月11日閲覧。 “複数径間にそれぞれ独立して桁を架けるのが単純桁橋。”
  7. ^ a b 中部地方整備局道路部 (2014年3月). “中部地方整備局 道路設計要領:第5章 橋梁”. 国土交通省中部地方整備局ウェブサイト. 国土交通省中部地方整備局. 2023年6月11日閲覧。 “昭和時代に施工された橋梁の多くは、静定構造で複雑な設計計算が必要なく、経済性でも有利となる場合が多いことから、連続高架橋などにおいても、単純桁を並べる構造を多く採用していたが、平成7年〔1995年〕に発生した兵庫県南部地震において、地盤の水平移動などにより、落橋防止対策が講じられていたにもかかわらず、単純桁の落橋被害が数多く発生した。” ※「第5章 橋梁」(pdf)のp. 5-1「I. 基本コンセプト」参照。
  8. ^ a b 老百晓. “瑞安市飞云江大桥” (中国語). 老百晓集桥. 2023年6月11日閲覧。 “主孔跨径62米,全桥37孔。主航道5孔,每孔跨径62米,其余18孔跨径各51米,14孔跨径35米。”
  9. ^ 飞云江#桥梁(中国語版)、“飞云江大桥 [...] 当时全国最大跨度的预应力混凝土简支梁桥”。 ※「简支梁桥(簡支梁橋)」は、simply supported beam bridgeの訳語。
  10. ^ 島田静雄 (2017年7月). “連続橋のお話|島田技術顧問のサイト” (pdf). 中日本建設コンサルタント株式会社. 2023年6月11日閲覧。記事個別pdfあり。初出は雑誌『橋梁&都市PROJECT』連載。
  11. ^ 用語集”. オングリットホールディングス株式会社. 2023年6月11日閲覧。 “単純桁橋:両桁端を支承によって単純支持させた、最も基本的な形式である。/ 連続桁橋:連続桁橋は、桁が2径間以上にわたって連続し、かつ支承により支持されているものである。連続桁橋は、同一支間の単純桁橋よりも曲げモーメントの最大値が小さくなり、同一桁高の単純桁橋より支間を長くすることが可能となる。”


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