アメーバ性大腸炎
【概要】 赤痢アメーバ(Entameba histolitica)による大腸炎。アメーバ赤痢とも言う。昔は法定伝染病に分類され元気な患者が隔離されたが新しい感染症予防法では4類になった。アメーバは糞便感染であり、汚染された食品を通じて障害者施設での集団発生がある。男性と性行為をもつ男性の中でアナル舐めによる感染があり、HIV感染者がみつかることがある。
【症状】大腸に住み着いて下痢と共に下血が起こる。粘液が混じった粘血便と表現され、イチゴゼリーに似ている。慢性の経過をとるので“歩く赤痢”と呼ばれる。発熱がないことが多い。肝膿瘍を作ると発熱がある。糞便の検査や大腸内視鏡で診断される。血清抗体も参考になる。
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