航空管制隊とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 航空管制隊の意味・解説 

航空管制隊

(Air Control Service Group から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/18 07:50 UTC 版)

航空管制隊
航空管制隊ロゴマーク
創設 1973年(昭和48年)10月16日
所属政体 日本
所属組織 海上自衛隊
編制単位
兵科 航空管制
所在地 神奈川県 綾瀬市
上級単位 航空集団
テンプレートを表示

航空管制隊(こうくかんせいたい、英称:Air Control Service Group)とは、海上自衛隊の航空管制部隊等を統括する航空集団直轄の部隊であり、海上自衛隊の航空管制官に対する教育訓練、ヘリコプターを搭載する護衛艦又は洋上を飛行する自衛隊機に対する飛行支援及び航空管制に関する調査研究を担当する。部隊は神奈川県綾瀬市にある厚木航空基地に配備されており、航空管制隊司令は1等海佐(二)[1]である。

概要

航空管制隊にある洋上管制隊がHF通信における主用な業務をになっている。海上自衛隊と航空自衛隊の航空機が、航空自衛隊のレーダーサイトの捕捉範囲外となる洋上を飛行する際に、位置通報の受領と気象情報の送信を行なっている。

業務範囲は自衛隊内のみであり、民間機に対してのサービスは一切行なわれていない。また、民間機用HF無線機にある呼び出し装置(セルコール)も用いられていない。主に女性自衛官が[要出典]音声通信を担当しており、HF無線機の通信にもかかわらず、聞き取り易い。モールス信号による通信訓練も行なわれているが、暗号通信は行なわないため一般のHF受信機で傍受できる。コールサインは「アツギオーシャニック」、使用周波帯は主に6MHz帯(6.727MHz)で、SSB方式となっている。運用範囲は、東限がハワイ周辺海域、南限が赤道付近と言われるが、電波伝播により常に変動する。

航空管制隊の編制に関する訓令(昭和48年10月12日海上自衛隊訓令第52号)[2]により任務は以下の通りとなっている。

  • 海上自衛隊の使用する航空機に対する航空情報の通報並びに飛行計画の申請及び承認に関する連絡(以下「飛行支援」という。)に関すること。
  • 航空機の運航管制に関する教育及び指導に関すること。
  • 航空交通の安全に関する調査、研究及び改善に関すること。

沿革

  • 1973年(昭和48年)10月16日:航空集団直轄部隊として厚木航空基地に「航空管制隊」が新編。

部隊編成

  • 航空管制隊本部
  • 洋上管制隊
  • 教育訓練隊
  • 企画審査隊

司令

官職名 階級 氏名 補職発令日 前職
航空管制隊司令 1等海佐 小俣泰二郎 2025年01月10日 第1航空群司令部首席幕僚
歴代の航空管制隊司令
(特記ない限り1等海佐(二))
氏名 在職期間 出身校・期 前職 後職
01 樋口辨正 1973年10月16日 - 1975年05月31日 大正大
14期飛行予学
海上幕僚監部防衛部運用課勤務 航空集団司令部付
→1975年07月01日 退職
02 中島正次 1975年06月01日 - 1977年12月15日 海兵74期 大湊航空隊副長
兼 本部幕僚室長
→1975年05月01日 航空集団司令部付
海上自衛隊東京業務隊
→1978年03月01日 停年退職
03 宮原雄一 1977年12月16日 - 1979年03月15日
※1978年01月01日 1等海佐昇任
鹿児島大
6期幹候
大村航空隊副長 小月航空基地隊司令
04 蜂須賀智昭
(2等海佐)
1979年03月16日 - 1981年12月15日 明学大
6期幹候
下総航空基地隊副長 航空集団司令部付
→1982年03月16日 防衛研修所所員
05 篠崎一司 1981年12月16日 - 1987年07月31日
※1984年01月01日 1等海佐昇任
同志社大
9期幹候
航空集団司令部幕僚 海上自衛隊東京業務隊付
→1987年11月30日 定年退職
06 高橋英次 1987年08月01日 - 1990年07月31日 茨城大
11期幹候
航空集団司令部幕僚 徳島航空基地隊司令
07 上田 仁 1990年08月01日 - 1992年12月14日 立命大
14期幹候
岩国航空基地隊副長 徳島航空基地隊司令
08 松本 弘 1992年12月15日 - 1996年03月24日 防大8期 下総教育航空群司令部幕僚 徳島航空基地隊司令
09 佐藤正孝 1996年03月25日 - 1997年07月31日 防大11期 統合幕僚学校学校教官 硫黄島航空基地隊司令
10 久保秀人 1997年08月01日 - 1999年12月09日 防大17期 自衛隊徳島地方連絡部長 舞鶴地方総監部管理部長
11 部當千明 1999年12月10日 - 2001年07月31日 防大16期 防衛研究所所員 海上自衛隊幹部学校勤務
→2002年12月16日 幹部学校計画課長
12 木村 啓 2001年08月01日 - 2004年12月19日 同志社大・
24期幹候
第31航空群司令部首席幕僚 小月教育航空群司令
13 大崎昭雄 2004年12月20日 - 2006年09月19日 防大19期 海上自衛隊幹部学校勤務 退職
14 力丸義史 2006年09月20日 - 2008年08月24日 防大21期 第31航空群司令部首席幕僚 大湊地方総監部管理部長
15 山作房彦 2008年08月25日 - 2010年02月18日 防大23期 第4航空群司令部首席幕僚 海上幕僚監部防衛部防衛課勤務
統合幕僚監部運用部運用第2課勤務
自衛艦隊司令部勤務
16 鵜野弘明 2010年02月19日 - 2011年12月08日 防大23期 防衛研究所主任研究官 航空集団司令部勤務
17 中島 誠 2011年12月09日 - 2013年03月31日 防大26期 大湊地方総監部管理部長 防衛研究所主任研究官
18 灘部廣武 2013年04月01日 - 2015年08月06日 防大28期 第5航空群司令部首席幕僚 退職(海将補昇任)
19 上野清昭 2015年08月07日 - 2015年11月30日 防大28期 防衛大学校教授 航空集団司令部勤務
20 竹山好文 2015年12月01日 - 2017年07月31日 防大28期 第31航空群司令部首席幕僚 鹿屋航空基地隊付
→2017年09月14日 退職[3]
21 岩松恒徳 2017年08月01日 - 2020年04月25日 防大33期 徳島航空基地隊司令 下総航空基地隊司令
22 富田一成 2020年04月26日 - 2022年03月29日 航学37期・
43期飛幹候
第1航空隊司令
→2019年04月01日 航空集団司令部勤務
小月教育航空群司令
23 櫻井 猛 2022年03月30日 - 2023年12月21日 防大36期 航空集団司令部勤務 呉地方総監部管理部長
24 比企 正 2023年12月22日 - 2025年01月09日 大村航空基地隊司令 航空集団司令部勤務
25 小俣泰二郎 2025年01月10日 - 第1航空群司令部首席幕僚

脚注

外部リンク




英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「航空管制隊」の関連用語

航空管制隊のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



航空管制隊のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの航空管制隊 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS