ASF-X
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 17:56 UTC 版)
「ASF-X 震電II」の記事における「ASF-X」の解説
ASF-Xは量産予定であったF-3と比較して、外観は似通っているものの一回り大きく作られている。F-3とは設計から異なり、コックピットや内蔵機器以外の主要構造材の共通性はほとんどない。 全部で4機が製造されており、それぞれ1~4号機と呼ばれている。ASF-X-01はCTOL型として製造され、後にF-3Bの開発実証のためSTOVL型へと改修されており、4年半に渡るテストで1200ソーティを超える飛行を実施している。ASF-X-02はSTOVL型として製造された。ASF-X-03とASF-X-04の製造直後の離着陸機能は不明であり、その後それぞれ一度改修を受けている。ASF-X-04は垂直着陸のテストを実施しており、垂直着陸時のエンジン出力低下の問題点を洗い出し、その過程で上部エアインテークが上方向に持ち上がるように改修されている。最終的に4機はCTOL型が2機、STOVL型が2機という編成になっている。当初は技術研究本部の共同試験評価隊で運用されていたが、後に飛行開発実験団へと引き渡されている。F-3の製造が始まってからは新装備のテストベッドとして運用されている。
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