エー‐ポップ【APOP】
A-POP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 06:13 UTC 版)
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A-POP(エーポップ)は、アキバ(秋葉原)のA、アニメのAをとって提唱された音楽カテゴリー。いわゆるアニメソングのこと。
概要
J-POPと同様にジャンルとしての定義は曖昧である。 アニメソング、ゲームソング、萌えソング、アニメソング歌手や声優のボーカル曲などを含め、タイアップの有無に関わらずカテゴリーは広範囲に及び、ジャンルというよりマーケットの旗印的な意味合いの方が濃い。
「A-POP」という言葉自体は、2005年からのアキバブームに乗って自然発生しており、2000年の時点でボイスアニメージュ「椎名へきるとA-POPのヒロインたち」というタイトルで既に使用され始めている[1]。 A-POPの「A」はアニメ系の意味合いで用いられることが多かったが、秋葉原でよく聞かれている音楽としてアニソンに限らずアイドルやボーカロイドの曲なども含まれるようになってきている。
テレビアニメ『すもももももも』のオープニングテーマを歌うMOSAIC.WAVの「最強○×計画」、エンディングテーマを歌うHoney Beeの「NO ROCK NO LIFE」、織姫よぞら(現:オリヒメヨゾラ)の「妄想ブレイク」などでもA-POPを前面に打ち出している。アニメロサマーライブ2007in武道館の記者発表でもA-POPが前面に打ち出されている。
脚注
- ^ Yahoo!ブックス 「椎名へきるとA-POPのヒロインたち - Yahoo!ブックス」 、ヤフー株式会社。(参照:2008年1月10日)
関連項目
- 金杉肇 - 同上(音楽プロデューサー)
外部リンク
Post Office Protocol
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Post Office Protocol(ポスト オフィス プロトコル、POP(ポップ[1][2][3][4]))は、電子メールで使われる通信プロトコル(通信規約)のひとつ。ユーザがメールサーバから自分のメールを取り出す時に使用する、メール受信用プロトコル。現在は、改良されたPOP3 (POP Version 3) (ポップスリー[1][2][3][4])が使用されている。
概要
電子メールは、いつ・誰から送られてくるか分からない。しかし、ユーザが自分のコンピュータを常にインターネットに接続してメールを受信できるように待機させておく必要はない。これは、インターネットサービスプロバイダ (ISP) や企業ネットワーク内にメールを配達・受信するためのメールサーバが設置されており、メールサーバが常にメールを受信できるように待機しているからである。メールサーバにメールが届いた後に、ユーザがメールサーバからメールを取り出して、自分のコンピュータに取り込めばよい。この時に使われるプロトコルがPOPである。この作業は、郵便局(メールサーバ)に届けられた手紙をユーザーが郵便局へ取りに行く作業に似ている。メールサーバにメールが届いているかどうかもPOPで確かめることができる。
POPのユーザ認証機能をメール送信時の送信者認証に使用することがあり、これをPOP before SMTPと言う。
通常使用するTCPポート番号は、POP2では109番、POP3では110番を使用する。
ユーザの認証方法
認証方法として、平文のUSER/PASS 認証が広く用いられているが、サーバ/クライアント双方が対応していれば、オプションコマンドである APOP(RFC 1460から追加)や拡張機能である SASLメカニズムを利用したAUTHコマンドなどを用いて認証を暗号化し、パスワード漏洩を防止することができる。
ただし、それらを用いても認証の部分のみを暗号化したものであって、その他のメールのヘッダや本文などの内容は平文のままである。このため、TLSを用いてすべてを暗号化することが推奨されている。
IPAの勧告
APOPで暗号化された中身の解析については電気通信大学(情報理工学部・大学院情報理工学研究科)の太田和夫教授の研究グループが解析を成功させた[5][6][7]。この脆弱性はMD5ハッシュ方式をAPOPにおいて不適切に用いていることによるプロトコル(通信手順)上の問題であり、現時点で根本的な対策方法は存在しない。そのため、内容を漏洩させないためにはSTARTTLSやPOP over SSL(ポート番号は995番)などを利用してSSLで通信し、ネットワーク経路を暗号化する必要がある。
なお、MD5そのものについても、アメリカ合衆国政府(NIST(アメリカ国立標準技術研究所))及び日本のCRYPTREC(暗号技術評価プロジェクト)では推奨から外されており、その点でもAPOPの利用は勧められない。
暗号化
Transport Layer Security (TLS)で暗号化して通信する方式として、POP3S (Implicit TLS)とSTARTTLSが規定されている。POP3Sではポート995番を用いる。
RFC
- RFC 5034 - The Post Office Protocol (POP3) Simple Authentication and Security Layer (SASL) Authentication Mechanism
- RFC 3206 - SYS and AUTH POP Response Codes
- RFC 2595 - Using TLS with IMAP, POP3 and ACAP
- RFC 2449 - POP3 Extension Mechanism
- RFC 2384 - POP URL Scheme
- RFC 2195 - IMAP/POP AUTHorize Extension for Simple Challenge/Response
- RFC 1957 - Some Observations on Implementations of POP3
- RFC 1939 - Post Office Protocol - Version 3
- RFC 1734 - POP3 AUTHentication command (RFC 5034で改訂)
- RFC 1725 - Post Office Protocol - Version 3 (RFC 1939で改訂)
- RFC 1460 - Post Office Protocol - Version 3 (RFC 1725で改訂)
- RFC 1225 - Post Office Protocol - Version 3 (RFC 1460で改訂)
- RFC 1081 - Post Office Protocol - Version 3 (RFC 1225で改訂)
- RFC 937 - POST OFFICE PROTOCOL - VERSION 2
- RFC 918 - POST OFFICE PROTOCOL (RFC 937で改訂)
脚注
- ^ a b “POP3(ぽっぷすりー)とは? 意味や使い方 - コトバンク”. コトバンク. 2023年8月20日閲覧。
- ^ a b “パソコン用語集 POP3”. 富士通. 2023年8月20日閲覧。
- ^ a b “メールアプリの登録で悩む「POP」と「IMAP」、両者の違いを改めて比較”. 日経XTECH. 2023年8月20日閲覧。
- ^ a b “ポップスリー”. イミダス. 2023年8月20日閲覧。
- ^ IPA:APOP方式におけるセキュリティ上の弱点(脆弱性)の注意喚起について
- ^ 情報処理推進機構:セキュリティセンター:脆弱性関連情報取扱い:脆弱性関連情報の調査結果 JVN#19445002 APOP におけるパスワード漏えいの脆弱性
- ^ “JVN#19445002:APOP におけるパスワード漏えいの脆弱性”. Japan Vulnerability Notes (2007年4月19日). 2018年6月15日閲覧。
関連項目
- APOPのページへのリンク