6次産業化について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 01:30 UTC 版)
消費者に届けたい食材を発掘しても生産者の規模が零細であるが故の安定供給の難しさがネックとなる場合が多く、最良の商品を集め、視覚的にも訴えるよう工夫してきた。必ずしも『良さ』を訴えるだけでは響かず、良い物を作る能力と売る能力は全く違う。あるサバの棒寿司の生産者は、包丁を入れると味が変わるからとそのままで売ろうとしていた。この棒寿司を、切った途端に飛ぶように売れた。成功者は必ず、やみくもに動くのではなく明確な目標に向かい動いている。価格設定に関しては、安くしないと売れないと思い込んでいる生産者が多いが、味・品質・見た目・パッケージなどすべてにおいて消費者が納得できる値段で初めて売れる。自社でヒット商品となった北海道の、発掘当時80歳の老夫婦が回転や効率を度外視して育てたトマトで作るトマトジュースは、1ℓ=1500円で売られていたが、アドバイスの結果、現在は500mℓ=1728円で全量買い取り販売している、などと神戸新聞社の取材に対して語った(2021年8月)。
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