4-アミノ安息香酸エチルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 化学物質辞書 > 4-アミノ安息香酸エチルの意味・解説 

ベンゾカイン

分子式C9H11NO2
その他の名称アネストン、オルテシン、トプカイン、パラテシン、アネスタミン、アネステシン、アメリカイン、オイファギン、ベンゾカイン、アミノ安息香酸エチル、Euphagin、Orthesin、Topcaine、Americaine、Anaesthone、Anesthesin、Benzocaine、Parathesin、Aminobenzoic acid ethyl、p-Aminobenzoic acid ethyl、エトホルム、アミノホルミン、ノルカイン、Norcaine、Ethoforme、Anesthone、ベンゾホルム、ケロホルム、Norcain、Keloform、Anaesthesin、p-Aminobenzoic acid ethyl ester、4-Aminobenzoic acid ethyl ester、4-Aminobenzoic acid ethyl、ハリケイン、Hurricaine、アネステジン、ジンジカイン、Gingicaine、ビーゾカイン、Beazocain、4-Aminobenzenecarboxylic acid ethyl、Anesthamine、Aminoformine、Ethyl p-aminobenzoate、Benzoform
体系名:4-アミノベンゼンカルボン酸エチルエチルp-アミノベンゾアート、p-アミノ安息香酸エチル、4-アミノ安息香酸エチル


アミノ安息香酸エチル

(4-アミノ安息香酸エチル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/06 06:37 UTC 版)

アミノ安息香酸エチル
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
胎児危険度分類
  • US: C
投与方法 内服、外用
識別
CAS番号
94-09-7
ATCコード C05AD03 (WHO) D04AB04 (WHO), N01BA05 (WHO), R02AD01 (WHO)
PubChem CID: 2337
DrugBank APRD00539
ChemSpider 13854242
KEGG D00552
化学的データ
化学式C9H11NO2
分子量165.189 g/mol
テンプレートを表示

アミノ安息香酸エチル(アミノあんそくこうさんエチル、ethyl 4-aminobenzoate)または、ベンゾカイン: Benzocaine)はエステル型局所麻酔薬の一種。pKaは3.5、遊離塩基は水に難溶性である。

効能

感覚神経を麻痺させ、痛みの伝達を遮断する。内服薬としては、の痛みや吐き気を抑えるため胃腸薬乗り物酔い防止薬に配合される。外用薬としては軟膏などに配合され、外傷虫さされなどの痛み・痒みの緩和に使用される。胃痛などの消化管の痛みを、一時的に抑えるために、経口投与で使用する場合、局所麻酔薬であるために、素早く飲み下さねば口腔内に痺れなどが出てくる。

副作用

内服の場合は、口の渇きや便秘または下痢が生じることがある。メトヘモグロビン血症を引き起こすおそれがあるため、6歳未満の幼児は禁忌。外用の場合は副作用は少ないとされている。ウサギに経口投与した場合の最小致死量は1,150mg/kg、マウスに皮下注射した場合の半数致死量は1,700mg/kg。

解毒薬

ベンゾカインの解毒にはメチレンブルーを用いる。

参考資料

  • 齋藤洋、福室憲治、武政文彦『一般用医薬品学概説(第2版)』じほう、2006年。ISBN 9784840735940 




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「4-アミノ安息香酸エチル」の関連用語

4-アミノ安息香酸エチルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



4-アミノ安息香酸エチルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアミノ安息香酸エチル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS