3TE25K2M形(3ТЭ25К2М)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/20 14:59 UTC 版)
「ロシア鉄道2TE25K形ディーゼル機関車」の記事における「3TE25K2M形(3ТЭ25К2М)」の解説
2TE25KM形を基に、勾配が多い山岳地帯や重量級貨物列車牽引に適した仕様変更が行われた3車体連結式の形式。粘着力を増加させるため各車体の重量および軸重が増加した他、エンジンが強力なアメリカ・GE製の12気筒V形4ストローク機関であるGEVO V12(3,100 kw、1,050 rpm)に変更され、マイクロプロセッサによる制御システムの更新も実施されている。またバイカル・アムール鉄道を始めとする寒冷地での運用を考慮し、運転室内部の暖房の強化やディーゼルエンジンの冷却回路の凍結防止などの対策が施されている。 2017年に製造された2両のうち、3TE25K2M-002号機は当初2車体連結式の2TE25K2M形(2ТЭ25К2М)として計画されたが、後に中間車体が増結された経緯を持つ。翌2018年にバイカル・アムール鉄道で実施された試験運転で従来の3TE10MK形と比較し低温下での長時間の安定した走行が実証された。2019年現在3TE25K2M形3両が在籍し、同年中に12両の増備を予定している。 GEVO G12形ディーゼルエンジン
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