30_ROCK/サーティー・ロックとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 30_ROCK/サーティー・ロックの意味・解説 

30 ROCK/サーティー・ロック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/11 14:57 UTC 版)

サーティー・ロック
30 ROCK
ジャンル シチュエーション・コメディ
原案 ティナ・フェイ
出演者
国・地域 アメリカ合衆国
言語 英語
シーズン数 7
話数 138
各話の長さ 22分
放送
放送チャンネル NBC
放送期間 2006年10月11日 (2006-10-11) - 2013年1月31日 (2013-1-31)
テンプレートを表示

30 ROCK』(読み:サーティー・ロック)は、2006年から2013年までアメリカNBCで放送された1話30分(7シーズン・全138話)のテレビドラマシチュエーション・コメディ)。

アメリカ情勢・同性愛・人種問題等の社会風刺やブラックユーモア、アメリカテレビ業界ネタなどが多く盛り込まれているのが特徴。

物語

舞台はニューヨークマンハッタン5番街に位置するロックフェラープラザ30番(30 Rockefeller Plaza)にスタジオを持つテレビ局。架空のテレビ番組の制作舞台裏の日常を放送作家のリズ・レモンを中心に描く。

本作の舞台となる番組は本作と同じくNBCが制作する生放送の長寿コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ(SNL)」をオマージュしたものである。
本作のメインキャストであるフェイとモーガンはSNLの元レギュラーキャスト(フェイはキャストであると同時に番組のヘッドライターでもあった)である。また、同じく本作のメインキャストのボールドウィンはSNLのホスト[1]起用回数の最多記録を持つ。この他ウィル・フェレルジミー・ファロンフレッド・アーミセンアンディ・サムバーグビル・ヘイダーウィル・フォルテなど多数のSNLレギュラーキャスト経験者が本作に出演している。
実際の30 Rockにはコムキャスト・ビルディングが所在し、NBCのスタジオが入居している。その内のひとつである「8Hスタジオ」からSNLは放送されている。

日本国内でのテレビ放送・DVD

日本では2010年にフジテレビNEXTフジテレビが放送。また、シーズン3(58話)までDVDが発売されている。テレビ・DVD共に吹き替えなしの字幕のみ。2013年現在、シーズン4以降のテレビ放送・DVD発売は無い。

登場人物

リズ・レモン (Liz Lemon) /ティナ・フェイ
人気深夜コメディ番組「ザ・ガーリー・ショー」のヘッド・ライター。
上司や仕事仲間、放送作家チームなど、変わり者だらけの周りにいつも頭を悩ませている。
仕事は非常に優秀だが、勝気な上に恋愛には不器用で30代半ばで未だに独身。
孤独死を恐れて恋愛に焦っているが、男運はあまりよくない。
ジャック・ドナギー (Jack Donaghy) / アレック・ボールドウィン
親会社GEからNBCにやって来た新責任者。
自信家でワンマンな性格。
これまで培ってきた経験を活かそうと番組に口を出すことが多く、それに反発するリズたちスタッフと衝突することもしばしば。
リズに対しては仕事に限らず私生活にまで口を出しているが、良い友人でもある。
母や兄をはじめ家族・親戚との仲はよくないが、芸能界から政財界まで広い交友関係を持つ。
女性には非常にモテるため、離婚後もさまざまな女性と恋に落ちる。プロポーズまでは早いが、なぜか結婚には至らない。
トレイシー・ジョーダン (Tracy Jordan) / トレイシー・モーガン
ジャックが抜擢したスタンダップ・コメディ出身の黒人映画スター。
エキセントリックな行動でよくリズ達を困らせている。しかし、頭の回転は速く悪知恵には長けている。
のちに白人の大統領の子孫であることが発覚する。
ジェナ・マロニー (Jenna Maroney) / ジェーン・クラコウスキー
番組の看板女優。
リズの親友でもある。
若さと美への執念と、有名になりたい思いは人一倍。映画スターであるトレイシーの出現により自身のキャリアに危機を感じている。
根拠のない自信に満ち溢れていて、思い込みが激しいところがある。
ケネス・パーセル (Kenneth Parcell) / ジャック・マクブレイヤー
スタジオの受付兼雑用。
アメリカ南部(ジョージア州)の田舎町出身の、純粋で気の良い好青年。
トレイシーが番組に来てからは彼によくパシリにさせられているが、本人は誇りを持って「仕事」としている。
テレビ・番組を愛しており、そのためならどんなことでもするほど。なぜかゲイにモテる。
ジョシュ (Josh) / ロニー・ロス
番組の出演者。
ものまねが得意で、女性視聴者に人気がある。
ピート・ホーンバーガー (Pete Hornberger) / スコット・アツィット
番組のプロデューサー。
曲者の多い番組制作者の中でも常識人であり、リズも度々頼りにしている。
フランク・ロッシターノ (Frank Rossitano) / ジュダ・フリードランダー
放送作家。
妙なフレーズが書かれたキャップを常にかぶっている。
アダルト関連が大好きな、変わり者のオタク。
セリー (Cerie) / カトリーナ・ボウデン
アシスタント。
常に露出が多い服を着ている上、天然な性格で知らず知らずの行動が男性陣の注目を奪っている。
トゥーファー / (Toofer) キース・パウエル
放送作家。
黒人だが黒人恐怖症。
ハーバード大学を卒業した秀才だが、性格は根暗。
突飛な行動をするトレイシーを良く思っていない。
南北戦争奴隷制を支持していた南軍の子孫だということを知り、ショックを受ける。

エピソード

シーズン 話数 放送期間
初回放送 最終回放送
1 21 2006年10月11日 (2006-10-11) 2007年4月26日 (2007-4-26)
2 15 2007年10月4日 (2007-10-04) 2008年5月8日 (2008-5-8)
3 22 2008年10月30日 (2008-10-30) 2009年5月14日 (2009-5-14)
4 22 2009年10月15日 (2009-10-15) 2010年5月20日 (2010-5-20)
5 23 2010年9月23日 (2010-09-23) 2011年5月5日 (2011-5-5)
6 22 2012年1月12日 (2012-01-12) 2012年5月17日 (2012-5-17)
7 13 2012年10月4日 (2012-10-04) 2013年1月31日 (2013-1-31)

第1シーズン

  • 第1話 「第3の男」 - Pilot
  • 第2話 「主役はどっち?」 - The Aftermath
  • 第3話 「ブラインド・デート」 - Blind Date
  • 第4話 「ジャックが放送作家?」 - Jack the Writer
  • 第5話 「マフィン・トップ」 - Jack-Tor
  • 第6話 「彼はポケベル・キング」 - Jack Meets Dennis
  • 第7話 「生放送で大暴走」 - Tracy Does Conan
  • 第8話 「ダメ男との決別!」 - The Break-Up
  • 第9話 「ママは世界一」 - The Baby Show
  • 第10話 「マロニー&レモン」 - The Rural Juror
  • 第11話 「ミステリーゾーン」 - The Head and the Hair
  • 第12話 「プリンセス・ドリーム」 - Black Tie
  • 第13話 「バレンタイン離婚」 - Up All Night
  • 第14話 「いいボスの条件」 - The "C" Word
  • 第15話 「ジェナ・バッシング」 - Hard Ball
  • 第16話 「ソースアワード」 - The Source Awards
  • 第17話 「リストラ・ウーマン」 - The Fighting Irish
  • 第18話 「ジャックVSデヴォン」 - Fireworks
  • 第19話 「愛しのフロイドスター」 - Corporate Crush
  • 第20話 「クリーブランドへ行こう」 - Cleveland
  • 第21話 「トレイシーを探せ!」 - Hiatus

第2シーズン

  • 第22話 「サインフェルドヴィジョン」 - Seinfeldvision
  • 第23話 「出世ゲームに勝つ方法」 - Jack Gets in the Game
  • 第24話 「秘密のコレクション」 - The Collection
  • 第25話 「ローズマリーに憧れて」 - Rosemary's Baby
  • 第26話 「グリーンゾ登場」 - Greenzo
  • 第27話 「汝の隣人を愛せよ」 - Somebody to Love
  • 第28話 「クーガー女のすすめ」 - Cougars
  • 第29話 「秘密と嘘」 - Secrets and Lies
  • 第30話 「ファミリー・クリスマス」 - Ludachristmas
  • 第31話 「ジョージア行きの夜行列車」 - Episode 210
  • 第32話 「最強最悪の女」 - MILF Island
  • 第33話 「地下鉄のヒーロー」 - Subway Hero
  • 第34話 「死の相続ゲーム 前編」 - Succession
  • 第35話 「死の相続ゲーム 後編」 - Sandwich Day
  • 第36話 「新たな一歩」 - Cooter

第3シーズン

  • 第37話 「ジャックの帰還」 - Do-Over
  • 第38話 「オプラがやって来る」 - Believe in the Stars
  • 第39話 「僕の大好きだった番組」 - The One with the Cast of Night Court
  • 第40話 「伝説のビジネスマン」 - Gavin Volure
  • 第41話 「恐怖の同窓会」 - Reunion
  • 第42話 「クリスマス特番」 - Christmas Special
  • 第43話 「恋愛ハンディキャップ」 - Senor Macho Solo
  • 第44話 「打つべきか打たざるべきか」 - Flu Shot
  • 第45話 「シックス・シグマの教え」 - Retreat to Move Forward
  • 第46話 「モレダ将軍のモテ講座」 - Generalissimo
  • 第47話 「魅惑のバレンタイン・デー」 - St. Valentine's Day
  • 第48話 「世界の終わりは恋人と」 - Larry King
  • 第49話 「レモンとジャックとヘンダスン一家」 - Goodbye, My Friend
  • 第50話 「必殺ファンクッカー!」 - The Funcooker
  • 第51話 「シャボン玉の世界」 - The Bubble
  • 第52話 「アポロ!アポロ!」 - Apollo, Apollo
  • 第53話 「ペリカン文書」 - Cutbacks
  • 第54話 「マダムたちの午後」 - Jackie Jormp-Jomp
  • 第55話 「選ばれし者」 - The Ones
  • 第56話 「平等はつらいよ」 - The Natural Order
  • 第57話 「まんまマンマ・ミーア!」 - Mamma Mia
  • 第58話 「ウィ・アー・ザ・30 ROCK」 - Kidney Now!

脚注

  1. ^ SNLは毎週1人のゲストを番組の「ホスト」という形で起用する。

外部リンク


「30 ROCK/サーティー・ロック」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「30_ROCK/サーティー・ロック」の関連用語

30_ROCK/サーティー・ロックのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



30_ROCK/サーティー・ロックのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの30 ROCK/サーティー・ロック (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS