303高地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 06:12 UTC 版)
303高地は、最高地点の標高が303メートルの北東-南西の方向に細長く伸びた楕円状の丘で、倭館に最も近い北方の丘陵であり、南側の斜面は市街地の縁まで続いていた。303高地からは、倭館の市街地、市街地に通じる道路網、鉄道、この時点で残されていた道路橋、さらに南北に伸びる河谷を一望に収めることができた。丘の西斜面は洛東江の東岸まで続いていた。倭館からは、洛東江の東岸に沿って南北に道路が走っており、北東には多富洞に至る山間部を通る道があり、さらに南東には大邱に至る道が伸びていた。303高地は、倭館の市街地自体もさることながら、洛東江を渡る鉄道京釜線や道路を掌握するためには重要な場所であった。
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