3・15馬山事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 04:46 UTC 版)
「四月革命 (韓国)」の記事における「3・15馬山事件」の解説
3月15日の大統領選挙投票日当日、慶尚南道馬山(マサン、現・昌原市)で、民主党側の投票立会人が強制的に投票所から追い出されたことをきっかけに、学生と市民が大統領選の無効を主張して街頭デモを起こした。これに対し警察はデモ参加者に無差別発砲してデモ鎮圧を図り、8名が死亡、50名余が負傷し、デモは鎮圧された(第一次馬山事件、韓国では馬山義挙とも呼称される)。しかし、このデモに参加して行方不明となっていた馬山商業高校学生の金朱烈(김주열 キム・ジュヨル)が27日後の4月11日、馬山沖の海上で目に催涙弾が突き刺さった遺体となって発見されたことをきっかけに学生・市民が再び街頭デモを展開、反政府機運が高まった(第二次馬山事件)。馬山事件は全国の学生達の李承晩政権に対する反感を一層強めた。後に馬山事件3・15義挙は国家記念日に制定されることとなる。
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