3スクリーン化とブームの斜陽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 17:30 UTC 版)
「シネマライズ」の記事における「3スクリーン化とブームの斜陽」の解説
2004年、地階のバースペースを活用してライズXを開館させて3スクリーン体制となり、ライズXではアート系作品を上映して作品選定の幅を広げた。2006年頃には渋谷でミニシアターの開館ラッシュが起こり、ユーロスペース(移転して2スクリーンに)、シネマヴェーラ渋谷(名画座)、渋谷Q-AXシネマ、シアターN渋谷、シネマGAGA!(現・渋谷HUMAXシネマ)が開館。渋谷はいっそうのミニシアター激戦区となった。一方で、単館興行ではなく複数のミニシアターで同時に公開される作品も増え、劇場ごとのカラーが薄れたともいわれるのがこの時期である。 その後にはミニシアターブームが下火となり、また2007年から2008年にかけて新宿に2棟のシネコンが開館したこともあって、2010年から2011年には渋谷でも多くのミニシアターが閉館に追い込まれた。2010年9月には渋谷シアターTSUTAYA(旧・渋谷Q-AXシネマ)が閉館、10月にはヒューマントラストシネマ文化村通り(旧・シネ・アミューズ)が閉館、11月にはシネマ・アンジェリカが閉館、2011年2月にはシネセゾン渋谷が閉館している。シネセゾン渋谷や2011年1月に閉館した恵比寿ガーデンシネマは1980年代から1990年代のミニシアターブームを牽引した映画館であり、閉館が数多くのメディアに取り上げられた。
※この「3スクリーン化とブームの斜陽」の解説は、「シネマライズ」の解説の一部です。
「3スクリーン化とブームの斜陽」を含む「シネマライズ」の記事については、「シネマライズ」の概要を参照ください。
- 3スクリーン化とブームの斜陽のページへのリンク